トムヒ、ギターをかき鳴らして歌う!ロックの父の伝記映画、10月日本公開
俳優のトム・ヒドルストンが伝説のシンガーを演じ、その歌声も披露した映画『アイ・ソー・ザ・ライト』が10月1日より日本で公開されることが明らかになった。
本作は、“キング・オブ・カントリー”や“ルーツ・オブ・ロック”(ロックの父)と呼ばれ、後世に多大な影響を与えた伝説的シンガーのハンク・ウィリアムスが、輝かしい功績を打ち立てる一方で、一人の男として運命に翻弄されていく姿を描いた伝記映画。
1923年に生まれたハンクは、二分脊椎症(脊髄が脊椎の外に出て癒着や損傷することで起こる神経障害)を抱えながら貧困生活を送り、1947年にカントリー歌手としてメジャーデビュー。たった6年の短い活動期間を経て、1953年に29歳の若さでこの世を去った。優等生であることを求めるレコード会社と、父親が必要な家族。本当の自分を見失いそうな現実の中で、ありのままでいようとしたハンクが歌に込めた思いとは……。
ハンク役を務めたのは、『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で知られるトム・ヒドルストン。猛特訓の末、劇中のハンクの曲を全てトム自身がこなしたといい、その歌声に期待が高まる。ハンクの妻オードリー役は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのエリザベス・オルセン。家庭を支えながらも、シンガーという夢をあきらめきれずにいるオードリーの切ない心境を丁寧に演じている。(編集部・吉田唯)