清楚イメージにおさらば!アナ・ケンドリックが品の良い役柄から脱却した作品とは?
映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアナ・ケンドリックが、新作『マイク・アンド・デイヴ・ニード・ウェディング・デイツ(原題) / Mike and Dave Need Wedding Dates』について、6月20日(現地時間)に行われたアップル・ストアのイベントで語った。
本作は、妹のハワイでの挙式に参加するために、テレビ番組で同伴女性を募集した兄弟マイク(アダム・ディヴァイン)とデイヴ(ザック・エフロン)は、身分を偽って無料でハワイ旅行を希望する二人の女性アリス(アナ)とタチアナ(オーブリー・プラザ)と出会うことになるが、いつの間にか彼女たちに翻弄されていくというコメディー。脚本は映画『ネイバーズ』のアンドリュー・ジェイ・コーエン、ブレンダン・オブライエンが執筆し、監督はテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のジェイク・シマンスキが務めた。
今作は実際の出来事が基になっているらしい。「それはある意味真実で、ある意味真実ではないと言えるかも。実際には仲の良い兄弟が、クレイグズリスト(クラシファイドコミュニティサイト)に、(ある結婚式のために)品のある女性との同伴を募集し、最終的に彼らは感じの良い女性を連れていったらしいの。でも、今作でわたしとオーブリーが演じるキャラは、全くそのような女性ではないわ。彼女たちは人の人生をめちゃくちゃにして、街を焼き尽くすような(危険な)存在。要するにアリスは、ザック・エフロン演じるデイヴの人生を崩壊させることが目的なの」と語るアナの小悪魔的な役に注目だ。
アリスを演じる上で「誰もがアリスに似た(意地悪な)要素を持っている。アリスは、結婚式で花婿に逃げられ、少々傷心しているの。その(精神的に不安定な)せいか、髪型をよく変えたり、よくお酒を飲むの。さらにデイヴが好き過ぎて、性的にも貪欲なことから、アリスはデイヴの口に靴下をくわえさせて、身をかがめ(性的奴隷に)させたいと思っている。そんな(少々クレイジーな)女性を目指して演じたわ」と笑顔で答えた。
さまざまなジャンルに挑戦してきた彼女だが、これから出演したい作品は「現時点のわたしは、かなり作品に貪欲よ。死ぬまでにやっておきたいことは、かなり済ませた気がする。でも多くのアメリカの俳優は、時代物の作品をやる機会が少ない。だから、そんな時代物の作品に出演したいけれど、『イントゥ・ザ・ウッズ』出演時のコルセットはキツかったわ」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)