ホイットニーさん遺品オークションですったもんだ…
故ホイットニー・ヒューストンさんの遺品100点以上がオークションにかけられると今月初めに報じられたが、その中のエミー賞の像を巡って騒動が起きている。
TMZ.comによると、エミー賞を主催する米国テレビ芸術科学アカデミー側はトロフィーの売買を禁じているとのこと。受賞者はトロフィーを受け取る際に、相続人であっても売ることはできず、その場合は故人の思い出と共にアカデミーが預かるとの契約書にサインし、エミー賞の像の裏にもその旨、記載されているという。
オークションを行うヘリテージ・オークションズは、ホイットニーさんが署名した契約書を提示するよう再三求めたというが、アカデミー側が応じないため、予定通りオークションに出品するとしている。予想では高くみても1万ドル(約110万円)で落札されると踏んでいるようだ。(1ドル110円計算)
アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーも「将来、オスカー像を売却する場合は映画芸術科学アカデミーが10ドル(約1,100円)で最初に買い戻す権利をもつ」との規定を設けており、これまで何体ものオスカー像が買い戻されている。
ちなみに、ホイットニーさんはテレビ中継されたグラミー賞のパフォーマンスで1986年にエミー賞を受賞している。(澤田理沙)