森川葵が野村萬斎と初共演!フシギな色気放つ
2017年の公開に向けて製作中の野村萬斎主演作『花戦さ』に森川葵が出演することが発表された。市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市といった日本を代表する俳優が競演する本作で、森川は萬斎と初共演を果たす。
鬼塚忠の歴史ドラマ小説を映画化する本作は「生け花」にフォーカスした“痛快時代劇エンターテインメント”。時の天下人・豊臣秀吉に刃(やいば)ではなく「花」で戦いを挑む花僧・池坊専好(いけのぼう せんこう)を萬斎が熱演し、秀吉役を猿之助、織田信長役を中井、前田利家役を佐々木、千利休役を佐藤が担当している。
今回出演が発表された森川が演じるのは原作では描かれていない映画オリジナルのヒロイン、天才絵師・れん。戦国の世を生き、ある出来事から人に対して心を閉ざしてしまったれんは専好に助けられ、その心は少しずつ変化していくという……。れんが劇中で描く画は“美しすぎる銅版画家”として注目され、作品が大英博物館にも所蔵展示されている世界的アーティストの小松美羽が手がけている。
萬斎が「普段はハキハキしていますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました」と評す森川は京都で行われた撮影について、「すごく集中して臨めたと思います」とコメント。表情の芝居で勝負をし、「なるべくちょっとした表情や目の演技で表現するようにしました」と振り返った。また森川は「大先輩方に囲まれて、とても不安ではありましたが実際現場にきたら楽しく毎日撮影することができました」と大物俳優陣との共演を楽しんだ様子だ。
1594年(文禄3年)に専好が前田邸にて秀吉に披露したといわれる立花「大砂物」から生まれた伝説に着想を得た鬼塚の小説を基にした本作で、21歳と若い森川が堂々とした存在感を見せつける。(編集部・海江田宗)