神木隆之介、高校時代はモテたい一心だった
神木隆之介が「とにかく女子にモテたかった!」とストレートな言葉で自身の学生時代を振り返った。神木は映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』で、好きな子に思いを告げぬまま、交通事故に遭い地獄へ落ちてしまった高校生の大助を演じた。
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若手演技派として知られる神木は、「大助の役づくりはまったく苦労がなかったです」ときっぱり。というのも、テンション高めな役柄は、意外にも素の自分に近いと明かす。さらに、女子にモテたくて必死なところも、自身の高校生時代と重なるという。そんな神木は、「本当にモテる人は、『モテたい!』とは言わないし、人の輪から離れたちょっと一匹狼な人が人気」だと独自のモテ男論を披露した。「僕もそうすれば良かった……」と後悔しつつ、「22歳になった今、僕が本気でモテたいと思ったら寡黙になります」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
自身の高校生活に悔いはないという神木は、「高校生の男子は女子にモテたくて必死。特定の誰かにモテたいというよりも、女子全員からモテたくて努力するんです」とその男子の心情を代弁した。それゆえ、本作でのモテようと努力する大助の気持ちも難なく理解できたという。例えば「髪の毛にピンを留めるシーンがありますけど、あれは僕のアドリブです。実際に僕自身がモテたいと思ってやっていたこと」だと高校時代、モテるためにしていた努力を役柄に生かしたと明かした。
「モテたい!」と素直な感情を口にした神木だが、実のところは「自分の周りの人に楽しんでもらいたくて。ウケを狙っていたのだと思います」と複雑な胸の内を明かした。そんな自身と大助を重ね合わせて演じた神木は、「何かに正直に頑張っている姿ってカッコいい。1シーンでいいから、大助ってちょっとカッコいいかもと思ってほしい」と役に込めた熱い思いを語った。そんな思いの詰まった大助の頑張る姿は、世の男子高校生だけでなく、「モテたい!」と思ったことがある人なら誰しも共感できるに違いない。(取材・文:南樹里)
映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は6月25日より全国公開