「To LOVEる」矢吹神を唸らせろ!矢吹健太朗漫画賞が創設!
人気ラブコメ漫画「To LOVEる -とらぶる-」「To LOVEる -とらぶる-ダークネス」(集英社)の作者・矢吹健太朗が、「週刊少年ジャンプ」編集部が運営するインターネット上のマンガ投稿・公開サービス「少年ジャンプルーキー」で創設される「矢吹健太朗漫画賞」の審査委員長に就任したことが明らかになった。
「To LOVEる」は2006年から2009年まで「ジャンプ」誌上で連載され、アニメ化もされた人気コミック。キュートな美少女キャラクターが大量に登場し、矢吹は少年漫画の限界に挑戦するお色気描写にも果敢に挑戦、一部ファンの間では「神」扱いされている。現在は月刊誌「ジャンプSQ.」で続編「ダークネス」を連載中だ。
自身の名を冠した賞の創設に「何だか気恥ずかしいですが、ラブコメの審査員をさせてもらえるという事になりました」という矢吹は、「最近はラブコメというよりなんか別物になりつつある漫画を描いてる僕ですが、ラブコメを描く上で重要だと考えている要素があります。それは主人公が読者の感情移入できる存在である事。どんなに魅力的なヒロインを描いても、主人公が読者に好かれない奴ではその恋を応援してもらえません。ヒロインだけでなく主人公もよく吟味して作ってください」とルーキーたちにアドバイス。
さらに「そしてラブコメと言っても世界観や人物設定は色々やれる可能性があると思います。新しい可能性を感じる作品、ドキドキする作品、切ない作品、どんな作品に出会えるか今から楽しみにしています!」と呼び掛けている。
作品は「少年ジャンプルーキー」上から応募可能で、原則的に全て公開(ガイドラインに抵触する作品は除く)。ラブコメだけでなく、全ジャンルのマンガが対象となる。大賞(賞金50万円)と準大賞(賞金10万円)に選出されると、賞金に加え、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にも掲載。さらに矢吹から直接トロフィーを与えられるということで、ファンにとっても見逃せない賞になりそうだ。(編集部・入倉功一)