神木隆之介“拷問”見られ複雑…
俳優の神木隆之介が4日、都内で行われた映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席、大ヒットに喜びをのぞかせつつも、「それだけ僕が映画の中で拷問されているところを見られているんだと思うと複雑な気持ちです。でも楽しんでいただけて良かったと思っています」とちゃめっ気たっぷりに話して笑いを誘った。
同作は宮藤官九郎が監督と脚本を務めた異色のコメディー。事故が原因で地獄に来てしまった男子高校生・大助(神木)が、ロックバンドを率いる赤鬼のキラーK(長瀬智也)と共に繰り広げる抱腹絶倒の騒動を描く。
公開から9日間で興行収入6億7,000万円を突破し、“鬼ヒット”を記念して行われたこの日のイベントには、長瀬、宮藤監督も出席。観客に祝福され長瀬は「監督とはいくつもの作品をやってこさせてもらいましたけど、数字的にほめられることが初めてなもので」と思い入れたっぷりに語り、「どんなときも同じ気持ちでやってきましたし、鬼ヒットしてくれた作品がずっと一緒にやってきたコメディーだったことが嬉しく思います」と感激をにじませた。
さらに、イベントの中盤では主題歌のMVをスクリーンで上映し、ファンと一緒に合唱を行うコーナーも。しかし、最初は恥ずかしがる観客から声が上がらず、仕切り直しという展開に。すると、神木が「あまり恥ずかしくない感じの暗さと音で」と提案し、長瀬も「まず自分たちが歌いましょうか。俺、本気で歌うから!」と盛り上げて無事大合唱に。観客の協力に、神木は「映画館がライブっぽくなるなんて、みなさんありがとうございます」と笑顔で感謝。大合唱の後にはくすだまを割り、大ヒットを祝福していた。(取材・文:中村好伸)
映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は公開中