『スター・ウォーズ』が原因!? サイモン・ペッグ引退考えた
サイモン・ペッグが、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に出演した後で、俳優を引退することを考えていたという。
かねてから『スター・ウォーズ』の大ファンであったペッグは、アンカー・プラット役で同作に登場し、長年追い求めてきた夢を実現させた。そんな劇的な経験をしたペッグは、その後のキャリアについて考えるようになったという。
ペッグはこう振り返る。「出演してから、やる気を失っていく危機感にちょっと襲われたんだ。それまでキャリアを顧みる機会もなかったし、故郷のイギリスに戻ってきたら、俳優を辞めたいと思う気持ちが強かった」。
「僕は自分の事務所に電話して、こう言ったんだ。これは正真正銘、本当にあった話なんだよ。『いいかい、僕は少し休みたい。そして次にどうするかを考えたい』。僕はたぶんちょっとドラマチックな感じだった。『これから半年間、僕に電話しないでくれ。スティーヴン・スピルバーグとかからの話でもない限りね』。それから、僕の電話はもちろん鳴ったさ」。
スピルバーグ監督は、新作のSF大作『レディ・プレイヤー・ワン(原題) / Ready Player One』でペッグに出演のオファーを持ちかけてきたのだ。大喜びで役を引き受けたペッグ。ペッグはオブザーバー紙に対して、「スピルバーグは、僕の生涯、映画愛、仕事愛に影響を与えてきた人だよ」と語っていた。
同作の原作は、2045年の世界を舞台にした、アーネスト・クラインの同名小説。ペッグが出演していたイギリスのテレビドラマ「スペースド」も同小説の中で言及されている。「こういうセリフが出てくるんだ。『さあ、家に帰って、“スペースド”を見よう』ってね。2045年のアメリカに“スペースド”が存在しているなんて、とても光栄に思ったよ」。(BANG Media International)