ダニエル・ラドクリフ、酔うと人が変わってしまう…暗黒のアルコール依存症時代
ダニエル・ラドクリフが、アルコール依存症時代のことをTelegraphのインタビューで振り返った。
映画『ハリー・ポッター』シリーズの撮影中にアルコール依存症になったことを公表しているダニエル。シリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)の撮影以降は酒を断ち、一度再発したことはあったが、現在までの3年間は禁酒を続けているという。
ダニエルは「酔ったらどんなだったかは言えないんだ。なぜなら覚えていないから。意識がある時はいい人なんだと思うよ。でも、酔うと世話してもらわないといけなくなる。『どこにいるの? 大丈夫?』という内容の20通のメールで目を覚ましたくはないんだ」と当時についてコメント。「飲むと変わってしまう。僕はそういう人たちのうちの一人なんだ」と打ち明けた。
しかし、今は友人とパブへ行くことがあってもきちんと自分を律することができるのだという。「少したったら『OK。みんなここに居て酔っぱらうつもりなら、もう行くよ。僕はそうすることはできないから』って言うんだ」とダニエル。「今は精神的にずっと落ち着いている。僕は単に友達と遊んだりクイズ番組を観たりするのが好き、という事実を受け入れられるようになったんだ。昔はそんなの退屈な人間のすることで、外出して、何かしなきゃって思っていたんだけどね」と無理して華やかな世界に染まる必要はないと思い至ったようだ。
また、お酒をやめるコツについては「何かをやめたい誰もが昔からやってきたことだと思うけど、運動に本気で打ち込んでいるんだよ」と語っていた。
ダニエルが敵役で初参戦した人気作の続編『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』は9月1日より日本公開。6月下旬にアメリカ公開されるやスマッシュヒットを飛ばしているコメディー『スイス・アーミー・マン(原題) / Swiss Army Man』ではまさかの“万能な死体”役にも挑むなど、俳優としての幅をどんどん広げている。(編集部・市川遥)