ってゆうか女子!濱田龍臣、初の女役&女装で新境地
俳優の濱田龍臣(15)が、男性から女性へと生まれ変わった実在の人物を描くドキュメンタリードラマ映画『ハイヒール革命!』で性同一性障害の主人公を演じ、女性役と女装に初挑戦したことが明らかになった。
『ハイヒール革命!』は、男として生まれた真境名(まじきな)ナツキが思春期に性の壁を超えて女に生まれ変わり、いかにして本当の自分を手に入れたのかをドキュメンタリーとドラマで追った意欲作。初めて女性役に挑んだ濱田はドラマパートでナツキを演じており、黒の艶髪ロングヘアのかつらをかぶり制服を着た姿や、キラキラにデコレーションした鏡を手にマスカラを塗る姿などをとらえた劇中写真も初公開された。
ひと目では濱田とわからないような、本物の女子と見間違うほどのかわいらしさが印象的な写真の数々。女性言葉を使うなど、新境地を開拓している濱田は「初めて女の子の役に挑戦してみて、すごくおもしろかったです。服装やメイクも初めてのことが多くて、楽しかったです」と演じた感想を語ると、「性同一性障がいは、周りの人の理解があれば障がいではなくなるのに、障がいと言われてしまうことが凄く残念だなと思います。やはり、人それぞれに個性があるので、それを障がいといったり、セクシャルマイノリティといって差別するのはほんとうにいけないことだなと実感しました」と作品を通じて認識した誠実な思いを明かす。
そして「この作品をみて、セクシャルマイノリティについてたくさんの人に知って頂き、考えてもらえたらいいなと思っています!」と願いを込めたメッセージを送った。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010)で坂本龍馬の少年時代を演じ、テレビドラマや映画で実写化された「怪物くん」でも注目を浴びた濱田。愛らしい子役からあどけない面影を残した美しいルックスが目を引くさわやかなイケメンへと成長した濱田が、新たな一面をスクリーンから観客へと届ける。(編集部・小松芙未)
映画『ハイヒール革命!』は9月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開