『3月のライオン』島田は佐々木蔵之介!有村架純、伊藤英明、加瀬亮ら主演級勢ぞろい!
神木隆之介主演で羽海野チカの人気漫画を実写化する映画『3月のライオン』(2017年春、前後編2部作)のキャストが7日に発表され、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、倉科カナ、有村架純、豊川悦司ら主演級キャストが勢ぞろいしたことが明らかになった。
2007年より「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の同名漫画を基にした本作は、中学生で異例のプロ将棋棋士デビューを果たした桐山零(神木)が、幼い頃に交通事故で家族を失った心の傷を抱えて勝負の世界で生きる中で、同じ下町に住む川本家の三姉妹や周囲の人との交流を通して、棋士として、人間として成長していくさまを活写する。今秋よりNHK総合テレビでアニメも放送される予定。『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを取った。
このたび、新キャストと各配役が明らかに。零を研究会に誘う山形出身のプロ棋士・島田開八段を佐々木蔵之介、強面棋士・後藤正宗九段を伊藤英明、史上初7大タイトル制覇など棋界の歴史を塗り替え続ける天才棋士・宗谷冬司を加瀬亮、料理上手な川本3姉妹の長女・あかりを倉科カナ、次女のひなたを500人ものオーディションを勝ち抜いた清原果耶、三女のモモを子役の新津ちせ、和菓子屋を営む3姉妹の祖父・相米二を前田吟、零を内弟子として引き取ったプロ棋士・幸田柾近八段を豊川悦司、父の関心を奪った零に対して愛憎入り混じった感情を抱く零の義姉・幸田香子を有村架純が演じる。各自のこれまでの主演映画を合算すると50作を超えるという豪華ぶりだ。
零役の神木と共に原作ファン熱望の配役が実現した島田役の佐々木は、人気キャラだけにプレッシャーも告白。「羽海野チカさんの、原作ファンの皆様のご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」。一方、棋士役初挑戦の伊藤は対局シーンを撮影するうちに一手一手に意味と感情があることに気付いたといい、「男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました」とアピール。そんな対局の撮影は思ったよりも過酷だという加瀬は、「スタジオの食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と役に入り切っている様子をのぞかせた。
棋士たちの盤上の戦いだけでなく、人間ドラマも見どころの本作。これまでになく気性の激しい役で新境地に挑む香子役の有村は、「毎回密度の濃い撮影でした。何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした」と初の大友組を存分に満喫したようだ。(編集部・吉田唯)
映画『3月のライオン』は2017年春に前編・後編2部作で全国公開