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柳楽優弥『ディストラクション・ベイビーズ』シリーズ化を提案!

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続編に意欲!
続編に意欲!

 俳優の柳楽優弥が8日、都内で行われた映画『ディストラクション・ベイビーズ』大ヒット御礼舞台あいさつに真利子哲也監督と共に出席し、続編に意欲を見せた。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』予告編

 5月21日の公開以来、口コミで広がり、大ヒットを続ける本作。この日はレイトショー上映終了後となる夜10時半からの舞台あいさつとなったが、客席は立ち見の出る満席に。そんな熱気あふれる会場内を見渡した柳楽は「本当にうれしいですね。満員でしかも立ってくださっている方もいらっしゃるんですよね。ありがとうございます」と感謝するも、「てっきり今日はゆるいトークショーだと思っていました。今日はメイクさんもいないし、気を抜いて来てしまって申し訳ない」と続けて笑わせた。

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 本作では、理由なき暴力にとりつかれ、ひたすらケンカに明け暮れる主人公・泰良を演じた柳楽の狂気の演技が話題となっている。柳楽が「(ドラマ)『ゆとりですがなにか』の打ち上げで宮藤官九郎さんに『映画、面白かったよ』と言っていただけたのはうれしかった」と切り出すと、真利子監督も「ドラマはちょうど映画が公開されていた時期だったので、『ゆとり~』を観ていると泰良を感じましたね」としみじみ。

 さらに「ケンカするシーンも慣れたもんでしたね。ドラマで机に上がるシーンがあったんですけど、水を飲むというくらいに自然な流れでやってしまって。現場のスタッフにゲラゲラ笑われたのがうれしかった。『ディストラクション~』はすごいですね」と思わぬ副産物に笑ってしまった柳楽だった。

 その後、すでに本作を5回観たという観客から「続編を作ってもらえませんか?」と懇願される場面も。それには真利子監督も「全く予定はないですけど、その後の泰良も想定して脚本は書いていたので、気持ちはあります」とまんざらでもない様子。柳楽は「大変そうだな~」と笑いつつも、「シリーズものにしちゃいましょうよ」とこちらも意欲満々。泰良という得がたいキャラクターのさらなる活躍を頭に思い描いた観客からは、大きな拍手が湧き起こった。(取材・文:壬生智裕)

映画『ディストラクション・ベイビーズ』はテアトル新宿ほかにて公開中

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