大ピンチ!エマ・ワトソン新作が最悪のスタート
エマ・ワトソンがチリのクーデターでとらわれた恋人を救うために奔走する新作映画『コロニア』が現地時間1日、イギリスの5館で公開され、うち3館における週末興行収入がわずか47ポンド(約6,345円・1ポンド135円計算)という最悪のスタートを切った。
英国映画協会が発表した成績には、5館のうち報告のあった3館の数字が反映されているとのこと。同作は英リール・シネマズ系の映画館のみで公開されており、この数字はたった7人しか観客がいなかったことになる。映画はアウグスト・ピノチェト独裁政権下のチリを舞台にした作品で、一部の批評家からは厳しい声も上がっている。
しかし、Telegraphによると配給元の Signature Entertainment は「同作はオンライン配信サービスでのリリースを目的としたものであり、チケットの売り上げだけで、映画を評価されるのは不公平だ」と主張。劇場公開はあくまでもプロモーションの一環であったという。
同社の広報は「弊社は本作をイギリスのマーケットに持ってこられたことを誇りに思っている。この映画は忘れ去られたチリやドイツの歴史に焦点を当てていて、イギリスでその歴史に光を当てることができたことを光栄に思っている」とコメント。「わたしたちは限られた劇場とオンデマンドで同時公開することで、観客が望む形で映画を楽しんでほしかった」と語っている。
ちなみに『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られるエマは今年の初めに、読者やフェミニズムといった関心に集中するため、女優業を1年ほど休むことを明かしている。(BANG Media International)