宇宙服おもすぎ!『インデペンデンス・デイ』若手キャストが振り返る
侵略SF映画のパイオニアとも言うべきローランド・エメリッヒ監督の大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』に出演したリアム・ヘムズワースとマイカ・モンローが、本作にかける思いを語った。
『ハンガー・ゲーム』シリーズで一躍有名になったリアムが演じるのは、前作の戦いで両親を失ったパイロットのジェイク・モリソン。「前作を7歳の時にビデオで観て大ファンになったんだ。すごく多くの人々が観たアイコン的な映画だから、いい作品にしなくてはというプレッシャーはあったよ」と語るリアムは、もともとジェイクはもう少しシリアスなキャラクターだったが、エメリッヒ監督たちとの話し合いを通じて明るさやユーモラスな一面を加えることになったと説明。「ローランドは、こういう壮大なシナリオと、リアルな人間関係の間のバランスをうまく取り、心に響くように作るのが得意なんだ。彼と本当の意味でいいコラボレーションが出来て、素晴らしかったよ」と喜びを表す。
役づくりについては、「人間と侵略者のハイブリッドしたテクノロジーを使った宇宙船のパイロット」役のため準備のしようがなかったと笑いつつ、体力作りには気をつけたと告白。「戦闘機乗りは、肉体的に強くて運動神経がいいからね。撮影を始める1か月前から完全菜食主義になって、肉は食べないようにした」と述懐すると、「撮影中大変だったことの一つは、宇宙服を着ることだったよ。着るのに数人の助けが必要で。時々、ヘルメットがネジで強く留められすぎて、頭を動かせなかったんだ。あまりに重くて疲れてしまうから、テイクとテイクの間、地面に横たわっていたな。トイレに行く時とか厄介だったよ(笑)」と笑顔を見せた。
一方のマイカが演じたのは、ジェイクの恋人でホイットモア元大統領の娘パトリシア。「彼女はホワイトハウスで働いていて、戦闘機パイロットでもあるの。世界の人々が尊敬するヒーローの娘だけど、彼女は自分自身のことを認めてもらいたいのよ」と役どころを分析する。リアムに初めて会ったのは最終オーディションで台本読みをした時だったといい、「最初から、彼とはとても気が合ったの。私たち2人ともサーファーで、そういう世界にどっぷりだから」と話す彼女は、プロのカイトボーディングの世界で活躍していたというクールな経歴の持ち主。撮影中、リアムと何度か一緒にサーフィンを楽しんだそうだ。
新旧の世代が手を組み、勝ち目のない侵略者に立ち向かう今作。戻って来た昔懐かしいキャラクターたちと共に、若いキャラクターたちの活躍ぶりが大きな見どころとなっている。(取材・文:吉川優子)
映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は公開中