劇場版『相棒』まさかの国道封鎖ロケ!エキストラ3000人が参加
水谷豊ふんする警視庁特命係の警部・杉下右京が活躍する「相棒」シリーズの劇場版最新作『相棒 -劇場版IV-』で、福岡県北九州市小倉北区の国道・小文字通りを朝の6時から夕方の18時までの12時間、距離にして約300mを封鎖する大規模ロケを敢行。撮影が行われた24日、エキストラ3,000人と共に、水谷と彼の相棒役の反町隆史が撮影に臨んだ。
シリーズ4代目の相棒である冠城亘(反町)にとって初の劇場版となる本作。この日撮影されたのは、「世界スポーツ競技大会」の祝勝パレードが行われるシーン。杉下と冠城は、日本政府に人質身代金9億円を要求した謎の国際的犯罪組織が無差別テロをパレードで仕掛けることを知り、会場に集まった50万人の命を守るために大群衆の中を捜査する。
ロケ中には、水谷&反町がエキストラの前に現れてあいさつする場面も。反町が「みなさま、暑いので気を付けて、水をしっかり飲んでください。残りの撮影も、引き続きよろしくお願いします!」と体調を気遣うと、水谷は「みなさんはすでに、チーム相棒です! サンキュー!!」と呼び掛け。当日は最高気温が33度、かつ早朝からの撮影という過酷な状況下にあったが、主演二人による相棒パワーは会場に集まった人々の士気をグッと上げた。
またこの撮影をもって、オールアップとなった水谷は、「最初に台本を読んだ時に、こんなことできるんだろうか? と思っていました。北九州は、正に救いの神でした。今は撮影が無事に終わり、ホッとしています」と安堵の表情。同じくオールアップを迎えた反町は「舞台が大都会という設定で、パレードの中、事件が起きるというシーンの撮影は北九州の協力なしではできなかったと思います」と感謝の言葉を口にしていた。映画自体のクランクアップは8月を予定している。(編集部・井本早紀)
映画『相棒 -劇場版IV-』は2017年に全国公開予定