国産ゴジラシリーズ、累計動員1億人突破!庵野秀明『シン・ゴジラ』で達成
日本を代表する怪獣映画『ゴジラ』シリーズの累計観客動員数が、現在公開中の『シン・ゴジラ』をもって1億人を突破したことを、配給元の東宝が3日に発表した。(数字は配給調べ)
『ゴジラ』シリーズは、1954年に1作目が公開されてから60年以上、現在までに国内だけで計29作品を製作。先月29日に封切られた最新作『シン・ゴジラ』は、公開3日間で動員56万人、興行収入8億4,000万円を突破する大ヒットスタートを切り、日本版『ゴジラ』としては、興行通信社が全国映画動員ランキングを開始した2000年以来、初めての1位を獲得した。
さらに同作は、昨日8月1日までの公開4日間で動員71万人、興収10億円を突破。この記録をもって国内における累計観客動員数で1億人突破を達成した。東宝によると、実写作品がシリーズ累計で動員1億人を突破するのは史上初。名実共に国民的シリーズであることを証明した。
この記録に、東宝の山内章弘プロデューサーは「『シン・ゴジラ』のコンセプトは『ニッポン対ゴジラ。』ですが、今回、シリーズ動員1億人突破という記録を打ち立てられたのは、日本国民皆さんにゴジラを愛していただいた、まさに『ニッポン愛ゴジラ』の賜物です。本当にありがとうございました」と感謝。「1954年に誕生した初代『ゴジラ』の精神を受け継ぎ、進化した今回の『シン・ゴジラ』も、今までの作品同様、50年、100年と皆さんに愛して頂ければこんなに嬉しいことはありません」と呼び掛けている。
『シン・ゴジラ』は、『ゴジラ FINAL WARS』以来、12年ぶりに日本で製作されたシリーズ最新作。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が脚本・総監督を務め、1作目の『ゴジラ』以降となる、「ゴジラが初めて現れた世界」を描き出す。(編集部・入倉功一)