西田敏行、入院中ベッドでディズニーの歌の練習!看護師に褒められる
俳優の西田敏行が10日、都内で行われたディズニー映画『ジャングル・ブック』先行特別上映会の舞台あいさつに杖をつきながら出席し、入院中にも本作の歌の練習をしたと明かした。
ジャングルで動物たちに育てられた少年モーグリが、人間への復讐心に燃える一匹のトラと出会ったことをきっかけに、自分らしく生きる意味や本当の居場所を模索するさまを描いた本作。モーグリ以外全てがCGという奇跡の映像が話題を集め、全世界興行収入は9億4,123万3,034ドル(約941億2,330万3,400円)を突破している。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)
日本語吹き替え版で陽気なクマのバルー役を務めた西田は、「(ジョン・ファヴロー)監督はトトロをイメージしてバルーを作ったそうで、僕もトトロはアリだなと思いました」と賛同すると、「傍に居て役に立つわけではないけど、居てくれるとありがたいし、居なくなると寂しいし。モーグリにとってそういう存在」と役を分析。バルー役は字幕版ではビル・マーレイが担当しており、西田は「(彼が)自由に楽に歌っているので、僕もそういう風にやらせていただきました」とアフレコ時を振り返った。
また、今年1月末にベッドから転落したことによる頸椎亜脱臼、さらに胆のう摘出手術により4か月ほど入院していた西田は、退院後初めての仕事が本作であったことに触れ、「病院のベッドで歌の練習をしていました」と告白した。看護師からも「いい歌ですね」と褒められたそうで、「とっても楽しく覚えさせていただきました」と笑みをこぼした。
そんな中、MCが「もしよければ……」と西田に劇中歌「ザ・ベアー・ネセシティ」を歌うよう催促すると、客席から「『もしもピアノが弾けたなら』!」と西田の往年の名曲をリクエストする声が飛ぶ一幕も。西田は「おいおい、ここはカラオケじゃないんだから」とツッコみながらも「もしも~♪」と冒頭を歌ってご機嫌な様子で、その後は「ザ・ベアー・ネセシティ」の一節も陽気に歌唱しファンを喜ばせた。
この日は、吹き替え声優を務めた松本幸四郎、宮沢りえ、伊勢谷友介も登壇。モーグリを守るクロヒョウのバギーラ役の松本は、同じくディズニーの大ヒット映画『アナと雪の女王』のエルサ役を娘の松たか子が務めたことから「『アナ雪』に負けないように頑張りました」と力を込めて、笑いを誘った。(取材:錦怜那)
映画『ジャングル・ブック』は8月11日より全国公開