フルCGゴジラ誕生の裏側公開!『シン・ゴジラ』驚異のメイキング映像
大ヒットを記録中の映画『シン・ゴジラ』から、CG制作の過程をまとめたメイキング映像が、YouTubeの「東宝MOVIEチャンネル」で公開された。
日本の『ゴジラ』シリーズとしては初めて、フルCGでゴジラを描写した本作。CG制作は、『STAND BY ME ドラえもん』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られる映像製作会社・白組が手掛けている。
公開された映像では、造形家・竹谷隆之が作成したシン・ゴジラの雛型をスキャンし、CGモデルを生み出すまでの過程を公開。首の太さを調整し、ディテールを追加、実際のシーンにおける照明を考慮して肌の質感を決定するなど、怪獣王を生み出すまでに相当な労力を伴ったことが見てとれる。
また背景だけを映した映像が、ほかのカットやCG効果を何重にも重ねることで、ゴジラが上陸するシーンや街中を闊歩するシーンに生まれ変わる過程も見どころ。自衛隊とゴジラの戦いを捉えたシーンでは、ゴジラだけでなく巨大なビルやヘリ、戦車の一部もCGであったことが明かされており、日本のVFX技術の進歩に目を見張る、驚異のメイキングになっている。
同作は、大ヒットアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が脚本・総監督を務めた、日本版『ゴジラ』シリーズ12年ぶりの最新作。突如現れた巨大不明生物ゴジラに対抗する日本人の姿を描き、先月29日の公開以来、全国映画動員ランキングで2週連続1位を獲得。累計興行収入21億円を突破するヒットを記録している。(編集部・入倉功一)