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ディカプリオ、自分を追ったドキュメンタリー映画引っ提げトロント映画祭に降臨!

第41回トロント国際映画祭

レオ様、ついにトロント映画祭レッドカーペットデビュー!
レオ様、ついにトロント映画祭レッドカーペットデビュー! - GeorgePimentel / WireImage / Getty for TIFF

 レオナルド・ディカプリオが現地時間9日、3年にわたって世界各国を巡り、地球温暖化の真実を目撃してきたレオ自身を追ったドキュメンタリー映画『ビフォア・ザ・フラッド(原題) / Before the Flood』を引っ提げ、第41回トロント国際映画祭に出席した。大スターのトロントデビューを一目見ようと劇場前には大勢のファンが詰め掛け、レオが姿を現わすと悲鳴に近い歓声が湧き起こった。

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 地球温暖化に関するドキュメンタリーは数あれど、出演とプロデューサーは人気俳優にして気候変動に関する啓蒙活動を行う国連ピースメッセンジャー(平和大使)でもあるレオ、エグゼクティブプロデューサーはマーティン・スコセッシととんでもなく豪華な本作。レオ自ら電話で打診し、アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞『ザ・コーヴ』のプロデューサーであるフィッシャー・スティーヴンスが監督を務めることになった。

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 頻繁に洪水が起きる米マイアミからカナダ・アルバータのオイルサンド(鉱物油分を含む砂岩。精製するのに多くの温室効果ガスを発生する)、ヤシ油のプランテーションを作るために熱帯雨林が破壊されているインドネシアのスマトラ(友人でもあるオスカー俳優エイドリアン・ブロディも登場)から果ては南極まで、レオと共に巡り、調査結果が一つ一つ提示されていく。彼の幼少期の思い出や、環境問題に関心を持つきっかけになったという20代の頃にしたアル・ゴアとの対談、さらには『レヴェナント:蘇えりし者』の制作現場も映し出され、レオと環境問題の歴史を知ることができるのも本作ならではの魅力だ。

 映画は7日の夜に完成したばかり。11月のアメリカ大統領選の前にこの映画を世に出したかったというレオは「なぜならアメリカはこの問題に大きな責任を負っている。この危機的なときに、気候変動についての科学を信じない政治家を選ぶわけにはいかない」と力を込める。「今でも温暖化が事実かそうでないかの議論をしているなんて、狂っているとしか思えない」「僕たちは歴史のターニングポイントに居る。これは人々が事実を知ることにかかっているんだ。だからこの映画はとても重要だ」ととうとうと述べて拍手喝采を浴びた。

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 スティーヴンス監督は「この問題についてレオの声で語ることができてどんなに光栄か。彼は長年情熱を持ってこの問題に取り組んできた。僕たちの願いは、みんなが情熱を持ってくれることだ。彼は僕にたくさんの喜びと時間、そしてエネルギーをくれた」とレオに感謝しきりだった。同作は10月21日にニューヨークとロサンゼルスで劇場公開され、同月末にはナショナルジオグラフィックチャンネルにて171か国で放映されることが決まっているという。(編集部・市川遥)

第41回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催

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