ジョーカーはハーレイ・クインを愛してるの?狂った心情を役者本人が分析!
DCコミックスの悪役が集結するアクション大作『スーサイド・スクワッド』(全国公開中)でバットマンの宿敵ジョーカーを演じたジャレッド・レトーが、本作のヒロインとして大活躍するハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)とジョーカーの関係を語った。
オスカー俳優としての技量を十二分に発揮し、狂気のカリスマ、ジョーカーを喜々として演じたジャレッド。ハーレイを含む悪役集団スーサイド・スクワッドが、減刑のため命懸けのミッションに投入される中、彼女を自分の手に取り戻すために暗躍する姿は、ハーレイが恋人のジョーカーに抱くのと同様の、狂った深い愛情を感じさせる。
そんなジョーカーの心理について「あれは愛なのか気が狂っているのか、僕にはよくわからない。きっとどちらでもあるんだろう」というジャレッドは、一方で、「ジョーカーは、自分がハーレイを“こっちの世界”に連れて来たと思っている。ハーレイを創造したのは自分なんだってね」と証言。「とても奇妙な方法で、ジョーカーはハーレイに命を吹き込むんだ。ほとんど人間を創造した神のような気持ちだよ」とハーレイを自分の所有物だと考える執着が、ジョーカーの愛情の根本にあると語った。
撮影中は共演者たちにネズミを送りつけるなど、身も心もジョーカーになりきっていたジャレッド。マーゴットも「近年のジョーカーの描き方はとても不気味だったけど、ジャレッドのジョーカーはとてもおかしくて怖い。そして完全にイカれているの」と証言しており、ジャレッドも自分の内面に変化があったと振り返る。「僕が必要な時は、いつでもジョーカーは内側から出て来ると思うよ」。
ちなみに、「ふだんは静かで自分を閉ざしているタイプなんだ。ほとんど笑うこともない。ジョーカー役に決まった時、ジョーカーといえば“笑い”が有名だと気付いて、すごくナーバスなった」というジャレッドは、必死に笑いを練習。「ニューヨークの街中で練習したんだ。レストランでいきなり笑い出して、周りの客に嫌がられたね。『やめてください』って言われたり」と役者魂を感じさせる(?)思い出を明かした。(編集部・入倉功一)