妻と息子を亡くす壮絶な人生…伝説的歌手、初の公認映画が製作へ
1988年に52歳で亡くなったアメリカの歌手ロイ・オービソンさんの伝記的映画が製作されることになったと、Deadline.comが報じた。
『ザ・ビッグ・オー:ロイ・オービソン(原題) / The Big O: Roy Orbison』というタイトルの本作は、オービソンさんの遺族財団が公認する初の伝記的映画となる予定。
「ローリングストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」の13位にランクインしているオービソンさんは、全米チャート1位になった1964年リリースの「オー・プリティ・ウーマン」や、デヴィッド・リンチ監督の映画『ブルーベルベット』で使用された「イン・ドリームス」などで知られる伝説的歌手。彼の栄光と、最初の妻をバイクの事故で失い、2人の息子も火事で失うという悲劇に見舞われた壮絶な人生を描く。
映画『スタンド・バイ・ミー』『ジャングル2ジャングル』などの脚本家コンビ、レイノルド・ギデオンとブルース・A・エヴァンスが脚本を担当する。オービソンさんの楽曲の全権利を有する遺族財団のお墨付きだけに、彼の音楽を存分に味わえる一作となりそうだ。(鯨岡孝子)