モモニンジャー山谷花純、撮影後に号泣していた「殺されるんじゃないかと…」
特撮ドラマ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のモモニンジャー役でブレイクした山谷花純が1日、都内で行われた初主演映画『シンデレラゲーム』の初日舞台あいさつに劇中衣装で出席した。「仕事は小さい頃からやらせてもらっているんですけど、真ん中に立つのは今回が初めて。不思議な気持ちです」と初主演映画の公開に感慨深げだった。
一度は夢破れた美少女アイドルたちが再起をかけて繰り広げる死のゲームを描いた本作。撮影開始の2週間前に出演が決まったという山谷は、慌ただしいスケジュールを振り返り「間に合ってよかった」とホッとした表情。撮影は千葉県の館山で行われ、「まさにジャングルの中の撮影。虫や自然の中の撮影でみんな大変でした」としみじみ語った。
加納隼監督によると、撮影現場での山谷は「凛としていて貫禄があった」が、撮影終了後は脱力して号泣していたそう。「『本当にしんどかった』と言っていました。『毎日殺されるんじゃないかと思っていました』って」と山谷の様子を紹介した。
この言葉に山谷は「怒とうの撮影の中、非現実的で、人の死に敏感な役。自分を追い込んだ方がプラスになるだろうなって」とただならぬ意気込みで演技に挑んだことを明かし、「初主演で特別な思いもあった」と照れ笑い。「そういう風に監督からお言葉をいただけてうれしい」と恥ずかしそうにコメントした。
また、山谷は舞台あいさつ終了間際、「この撮影のクランクインの日に実は大切な人を亡くしました」とも告白。「得るものも多かったけど、失うものも大きかった」と撮影の日々を振り返っていた。この日は山谷、加納監督のほか、吉田明加、春川芽生、佐々木萌詠、清水あいり、阿知波妃皇、其原有沙、水木彩也子、西岡璃南らキャストが登壇した。(取材・文:名鹿祥史)
映画『シンデレラゲーム』は公開中