サイモン・ペッグ、J・J・エイブラムスへの賄賂を告白!?
19日、都内で映画『スター・トレック BEYOND』のジャパンプレミアが行われ、プロデューサーのJ・J・エイブラムス、共同脚本・出演のサイモン・ペッグ、メガホンを取ったジャスティン・リン監督が登壇。スコッティ役と共同脚本を兼任した背景を聞かれたサイモンは「J・Jにたくさんお金を払ったのさ」とジョークを飛ばして爆笑を誘った。
本作は、ジーン・ロッデンベリーが創作し、2009年にエイブラムスによってリブートされた、世界的人気を誇る『スター・トレック』シリーズ待望の最新作。脚本を共同執筆し、お馴染みのモンゴメリー・“スコッティ”・スコット役も務めたペッグは、共同脚本を務めた経緯について聞かれると、「J・Jにたくさんお金を払ったのさ。僕にやらせてくれってね」とジョークを飛ばし、会場は爆笑。続けて「J・Jとは10年ほどの付き合いで、前2作でプロデュースを務めていたブライアン・バークとJ・Jから話をもらって、断ることはできなかった。素晴らしい機会になると思ったね」と背景を明かした。
一方のエイブラムスは、「サイモンが、今回は共同脚本家として参加してくれて、そしてジャスティン・リン監督を迎えることができて、ラッキーだった。素晴らしい仕事をしてくれてびっくりしているけど、彼らは協力的で才能にあふれていて、すごく面白い人たちなんだ。僕は2作を監督したけれど、少し切ないのは、本作がベストの作品になってしまったことだね(笑)」とコメント。
シリーズの大ファンで、オファーを受けていた他の作品を断ってまで本作のメガホンを取ったというリン監督は、「非常にラッキーだったのは、既にJ・Jが築いていた素晴らしいキャスト、そしてサイモンとダグ(・ユング)と一緒に映画をつくれるということ。良い映画になると思ったね。みんなが情熱をもってつくった映画だよ」と思いを語った。当日は、今年でシリーズのテレビ放送開始から50周年を迎えることを祝福するアンバサダーとして、女優の前田敦子も登場していた。(取材・文:岸豊)
映画『スター・トレック BEYOND』は10月21日より全国公開