『デッドプール2』監督がまさかの降板!
マーベルコミックスの破天荒ヒーローを実写映画化したアクション『デッドプール』の続編で、前作に引き続きメガホンを取る予定だったティム・ミラー監督が降板したことが明らかになった。The Hollywood Reporter が報じた。
情報筋によると、ミラー監督降板の原因は、主演のライアン・レイノルズとの間に、クリエイティブ面での意見の相違があったこととされている。
前作『デッドプール』は、マーベル史上最も無責任で自己中なアンチヒーローを、過激な暴力と下品なジョークをたっぷり盛り込んで描き、R指定映画(日本ではR15+)として世界的に大ヒットを記録。同作の成功により、主演のライアンはもちろん、視覚効果のスペシャリストから長編映画デビューを果たしたミラー監督も脚光を浴びることになった。
そもそも、米20世紀フォックスが同作の実現に難色を示していた際に、インターネット上で何者かによってテスト映像が流出。その映像が瞬く間にファンの間で話題となったことで、スタジオもようやく意欲的になり、公開までに至った経緯がある。The Hollywood Reporter は、その映像をリークさせたのはミラー監督と推測する声が多いことを紹介し、同作ヒットの立役者の一人であることを強調していた。
ミラー監督の代わりは明らかになっていない。主演のライアンに加え、脚本家コンビのポール・ワーニック&レット・リース、プロデューサーのサイモン・キンバーグら前作のキャスト&スタッフが続編を手かげる。
また、続編で登場するミュータント、ドミノ役の候補として、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』のリジー・キャプラン、『10 クローバーフィールド・レーン』のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、『アメリカン・スナイパー』のシエナ・ミラー、『キングスマン』のソフィア・ブテラ、『007 スペクター』のステファニー・シグマン、『ブレードランナー』続編のシルヴィア・フークスら6人の女優の名が挙がっていることが伝えられている。続編の公開時期は未定。(編集部・石神恵美子)