広瀬アリス、過酷なバイオレンス撮影をエナジードリンクをガンガン飲んで乗り切る
女優の広瀬アリスが6日、都内で行われた映画『L-エル-』完成披露試写会に登壇し、過酷な撮影をエナジードリンク“レッドブル”の常飲で乗り切ったことを明かした。この日は、高橋メアリージュン、平岡祐太、弥尋、古畑星夏、下山天監督も来場した。
広瀬アリス、レッドブル常飲で過酷なバイオレンス撮影に挑む! 画像ギャラリー
本作は、孤独で壮絶な人生の中、ただ愛を求め続けた一人の女性“エル”の物語を綴った、人気ロックアーティスト・Acid Black Cherry の同名コンセプトアルバムが原作。運命に翻弄される少女エル(広瀬)と、遠く離れた故郷から彼女を一生涯想い続ける幼なじみの少年オヴェス(古川)。二人が紡ぐ壮大な物語は“真実の愛”が何かを問いかける。
「完成された音楽アルバムを実写化するというのはいろんな意見があるだろうと思ったけど、新しい挑戦としてやりたいと思ったので、撮影をすごく楽しみにしていました」とオファー時を振り返る広瀬。しかし、実際にはじまった撮影は「ハードで、体力的にも精神的にも、キツすぎて辛すぎた」ため、「二度とこんな人生を送りたくない(笑)」とぶっちゃける場面も。とはいえ、「だからこそ撮れたシーンもたくさんあった」と渾身の映像に自信も見せる。
そんな広瀬の熱意を裏付けるように、下山監督は「現場で女優さんがレッドブルをガンガン飲んでいるのを初めて見ました」と暴露。広瀬も「朝、現場に入ったら一発目にレッドブルをガンと入れて、『今日もやります!』と言って……」と説明し、観客の笑いを誘った。
エルに暴力を振るう劇団青年役の平岡も「アリスちゃんはすごく気合の入った女優」と絶賛。「暴力シーンはギリギリのところを攻めていかないとそんな風に見えないので、何度か当たったことがあった」そうだが、その度に広瀬は「もっとやって大丈夫です」と話していたとか。あとで「大丈夫だった?」と確認すると「大丈夫なわけないじゃないですか」と言われたことも打ち明けるが、本番では決して弱音を吐かない広瀬のプロ根性に平岡は感服した様子だった。
音楽アルバムからの実写映画化という国内初の試みで、少女から老女までのエルを演じきった広瀬。下山監督が「全く新しい映像体験。観るビジュルアルバム」と胸を張る本作を、広瀬も「世界観がとても独特で、どんどん引き込まれると思います。スタッフ・キャストが身を削って作った作品です」とアピールした。(取材/錦怜那)
映画『L-エル-』は11月25日公開