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“和製デ・ニーロ”鈴木亮平、肉体改造は未定 大河ドラマで西郷どん演じる

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2018年大河ドラマ「西郷(せご)どん」で主演を務める鈴木
2018年大河ドラマ「西郷(せご)どん」で主演を務める鈴木

 2018年放送の大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主演記者会見が2日、NHK放送センターにて行われ、明治維新のヒーロー・西郷隆盛を鈴木亮平が務めることが発表された。徹底した役づくりで知られる鈴木だが、「まだ脚本も読んでいないのでまっさらな状態」と肉体改造の予定について明かした。

 鈴木といえば、映画『俺物語!!』では主人公のキャラクターに近づくため体重を30キロ増量したり、TBSドラマ「天皇の料理番」では病に侵される役柄のため20キロの減量を行うなど、シビアに役に取り組む姿勢から“和製ロバート・デ・ニーロ”と称されることもあるが、「どの作品もプロデューサーや監督、スタッフとしっかり話してから役への方向性を決めているんです。『西郷どん』については、まだ脚本も読んでいないのでまっさらな状態。現時点では何も考えていません」と役づくりについて語った。

 常日頃から「大河に出たい」と公言していた鈴木。「歴史が好きで、単純にその世界にタイムスリップした感じで、1年過ごせることがとても楽しみ。人の一生を描くということは、朝ドラの『花子とアン』で半年間経験させていただきましたが、そのときの経験によって、自分が一回り成長できたと思ったんです。またこうした経験ができるのは長丁場の大河ドラマしかないと思っていたので、本当にうれしいです」と“大河ドラマ愛”を爆発させていた。

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 これまで数々の作品で西郷隆盛は描かれてきたが、まだまだ謎の部分は多い。鈴木は「一つだけ思っているのは、世間のみなさんが抱いている西郷像とかけ離れたものにはしたくないということです」と語りつつ、「見た人が『西郷ってこういう人だったんだ』と納得していただけるような人物にしたいです」と個性あふれる鈴木ならではの西郷像を表現することを誓った。

 会見には原作者の林真理子、脚本家の中園ミホも出席。鈴木とは「花子とアン」でもタッグを組んだ中園は、鈴木に対して「いつ脱いでもいいような体になりなさい」という注文を出したという。その真意を聞かれた中園は「裸を見たいということではなく、アクションシーンがあるので……という意味なんです」と苦笑いを浮かべると、「西郷隆盛の写真というのは1枚も残されておらず、上野の西郷さんの銅像についても、奥様は別人だと言っています。そもそも順撮りではないので、明日までに100キロにしなさいとか、痩せなさいというのは無理な話ですよね」と語っていた。(磯部正和)

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