森口博子、ガンダムファンを魅了!「ETERNAL WIND」を披露
タレントで歌手の森口博子が5日、初台の東京オペラシティ コンサートホールで行われた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』に来場、ガンダムファンにおなじみの映画『機動戦士ガンダムF91』の主題歌「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」をサプライズ披露し、会場の喝采を集めた。この日は声優の池田秀一、早見沙織、潘めぐみ、喜山茂雄、渡辺明乃、安彦良和総監督も来場した。
映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』作品情報
大ヒットアニメシリーズ「機動戦士ガンダム」の原点となる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズのアニメ化第4弾となる本作。最速上映会となるこの日は、1,300人の定員の公演が2回行われ、計2,600人分のチケットが完売。同シリーズの人気の高さがうかがい知れた。本作をもって「シャア・セイラ編」は完結。安彦総監督が「いかがでした?」と問いかけると、会場の拍手は鳴りやまず、安彦総監督がその拍手を制するほどに満足度は高かったようだ。
続けて「4本のOVAをサンライズが評価してくれて、(続編となる)『ルウム編』を作ってよろしいということになりました」と切り出した安彦総監督は、「今日のプレミアのフィルムにはなかったですが、19日からの限定公開では『ルウム編』の予告編がバッチリついていて、そこには2017年秋公開と出ています。来年秋ということでしばらくお待たせすることになりますが、間が空くということはより高いレベルのものを作るということ。頑張ります」と会場の期待をあおった。
シャア役の池田は「安彦総監督は、オリジンが新たな『ガンダム』のスタンダードになるだろうと単行本の帯に書いてあり、実はプレッシャーを感じていました。だから4作やってなんとなくホッとしている感じです」と安堵(あんど)の表情。また本作ではシャアとララァという、ファースト「ガンダム」の重要キャラクター同士が出会うエピソードが描かれることになるが、くしくも「ファースト」でララァを演じていたのは本作で潘の母である、声優の潘恵子。今回ララァ役を引き継いだ早見は「潘さんのお母さんである恵子さんが演じたララァの声を、わたし自身とても心に響き、感じているので、これまでの歴史を感じながら大切に関わらせていただきました」と語った。
そしてこの日は主題歌を担当する森口も来場。「宇宙の彼方で」「Day by Day…きっと」の2曲を披露した森口は「レコーディングに安彦さんが来てくれたんですが、楽曲のスケールが大きくて距離感をつかむのが難しかったんですが、安彦総監督からは、さすがアナログ時代に歌ってきた底力を感じましたとおっしゃっていただいて。ホッとしました」と笑顔。そしてその後、「たくさんの『ガンダム』シリーズを歌わせていただいて。『ガンダム』に育まれながらファンと歩んでこられました」とコメントした森口は、アンコールに「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」を披露し、会場は大喝采。その澄んだ歌声で会場を魅了した。(取材・文:壬生智裕)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』は11月19日より2週間限定公開