三代目JSB、ガッキーだけじゃない!あのアイドル&モデルも踊っていたポッキーダンス
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の「恋ダンス」で話題を集めている新垣結衣が、約10年前にポッキーのCMで踊って一躍有名になった“ポッキーダンス”。現在のポッキーダンスは三代目J Soul Brothers が踊る「シェアハピダンス」が主流だが、ポッキーダンスを踊っていたのはもちろん彼らだけではない。
【画像】CMを踊っていたころ、ギャル真っ盛りだった益若つばさ
記憶に新しいのは8年前、新垣に続いて第50代ポッキープリンセスに就任した忽那汐里のポッキーダンス。ORANGE RANGE の楽曲「おしゃれ番長 feat.ソイソース」やいきものがかりの楽曲「じょいふる」に合わせて、チアリーダーの格好やミニワンピースで飛び跳ねる彼女に目を奪われた人も多かったはず。さらに「じょいふる」で踊る「エビバデポッキー編」では忽那以外にも、ギャル全開だったころの益若つばさやIMALUもポッキーダンスに挑戦していた。
そして彼女たちの後にポッキーダンスを踊った人物には、嵐の二宮和也がいる。2011年のポッキーのCMで二宮はM・C・ハマーの楽曲「U Can't Touch This」に合わせて、ポッキーを手にダンスを披露。その後二宮のCMはポッキーダンスではなく、彼が悪魔“デビル・ニノ”に変身させられる内容に変わったため、こちらの方の印象が強い人もいるかもしれない。
などと、ここ10年でさまざまなタレントが踊ってきたポッキーダンスだが、以前のポッキーのCMはドラマ仕立ての映像が中心で、ダンスを披露しているCMタレントは少なかった。過去にポッキーのCMに出演してきた本上まなみや吉川ひなの、田中麗奈、牧瀬里穂、石原さとみらは、ポッキーダンスを踊っていないのだ。しかしここまでポッキーのCM=ポッキーダンスというイメージが定着しているのには、新垣、そして2000年に起用されたモーニング娘。の功績が大きいのだろう。
モー娘。は、フラメンコ風のダンスやCM専用の楽曲「ポキポキポッキー」、CMのためのグループ内ユニット「ポッキーガールズ」「ビーナスムース」を結成。アイドルならではの特色を生かし、歌って踊るポッキーダンスを成立させた。三代目J Soul Brothers のポッキーダンスは新垣や忽那よりも、歌と踊りどちらも担当したモー娘。の系譜を継いでいるように思われる。ちなみに1980年代にも曲に合わせてダンスを披露したアイドルがいた。そのアイドルこそが、当時絶大な人気を誇った松田聖子。彼女のダンスCMはモー娘。や新垣時代のポッキーダンスのようにポッキーを持って踊ることはなく、ほかのCMと比較するとダンスにかけている比重も少ないため、ポッキーダンスとは少し言い難い。だがポッキーダンスの起源は、ゲレンデ風のセットでスキーのストックを両手に構えて踊る彼女のダンスにあるのかもしれない。(濱島裕)