『ハリポタ』新シリーズ監督、5部作やる気満々
映画『ハリー・ポッター』シリーズの後半4作を手掛け、5部作になることが発表された新シリーズの第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でもメガホンを取ったデヴィッド・イェーツ監督が、残り4作でも引き続きメガホンを取りたいと意欲を見せている。Colliderなどが報じた。
原作者J・K・ローリングが映画の脚本に初参加した本シリーズは、ホグワーツ魔法学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の著者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)を主人公にしたファンタジー。不思議な生き物たちが詰まったトランクを手にイギリスからアメリカ・ニューヨークに渡ったニュートが、そのうちの数匹を逃がしたことから始まる大騒動を描く。
当初3部作での製作を予定していた新シリーズは、先月になって5部作になることが発表された。そしていよいよ、日本でも11月23日に公開される第1作のプロモーションを行っているイェーツ監督は、「このシリーズに携われるなんて素晴らしいことだし、このシリーズの作品をつくることが大好きなんだよ。どれくらい僕がこのシリーズに関わっていくだろうかって? 僕はシリーズ全作を手掛けたいところだよ」と意欲を見せる。
「でも僕の膝を少しぐらつかせるのは、単純にそのボリュームだよね。8年かけて5本って、かなり大がかりな仕事だ。だから、すべてを捧げることができるのかどうか、しっかりしなくてはいけないと思う」と真剣に語り、「将来なにかあったら、“少し退くのもかしこい手だよ”って。だから、ほかの人に任せることもあるかもしれない」とも付け加えていた。
「『ハリー・ポッター』シリーズについてはある時、1作を手掛けて。それがとても楽しかったから、もう1作撮りたいって思ったんだ。そして、ほかの人にシリーズを完結させることを任せられなくて。僕が完結させることになった。僕のテリトリーみたいになっていたし。(新シリーズでは)特に僕が監督でスタートを切ったから、なんだろう……なんていうか、僕が全うしなくてはならないという気になっているんだ」と強い思い入れを明かした。
EW.comによると、複数の関係者がイェーツ監督は新シリーズの第2作でも監督を務める契約を交わした状況だといい、残りの第3作~第5作でメガホンを取ることになるかは公式には決定していないという。フランス・パリとイギリスが舞台になるという第2作では、ジョニー・デップが出演することも報じられており、ますます盛り上がりを見せていきそうだ。第2弾は2018年11月16日全米公開予定。(編集部・石神恵美子)