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ブルース・リー『ドラゴンへの道』幻の日本初公開時ネガフィルムが発見される!

ついに本物の日本初公開版が観れる! 『ドラゴンへの道』
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 伝説のアクションスター、ブルース・リー主演で1975年に日本公開された映画『ドラゴンへの道』の、日本公開時に使用されたネガフィルムが発見された。当時、世界で日本だけのバージョンとして公開されたが、原版が行方不明となり、長らく幻の存在になっていた。

【写真】オープニングタイトルも当時のまま!フォトギャラリー

 『ドラゴンへの道』は、ブルースが初めてメガホンを取った一本。日本では英語版で上映され、オープニングとエンディングにマイク・レメディオスが歌う英語主題歌が使用された世界で唯一のバージョンだった。原版が見つからないことから、ビデオ発売やリバイバル公開でも使用されず。現在発売されているブルーレイ「エクストリーム・エディション」にはファンの記憶をもとにした日本初公開時の復元英語版音声が収録されている。

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 「これは本当にすごいことです。大事件です」という映画評論家の江戸木純氏によると、ネガの存在は以前からうわさされており、江戸木氏がかかわった、1997年のリバイバル公開や2012年の「エクストリーム・エディション」発売時に捜索も行われたが、発見には至っていなかった。

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発見されたフィルム缶

 すでに廃棄されたと思われていたが、「今回東映ラボ・テックの倉庫整理に伴い、再度捜索の結果、奇跡的に本編ネガが見つかりました」と江戸木氏。ブルースの『ドラゴン怒りの鉄拳』『死亡遊戯』においては、日本公開版のポジフィルムは見つかっているがフィルムの劣化が激しかった。しかし「今回は極めて良好な状態の本編映像および音声のネガだけでなく、当時の予告編やTV宣伝用の抜き素材、また97年リバイバル時の予告編も同時に見つかりました」と明かしている。

 発見された本編や予告編などは、同作の公開から丸42年の2017年1月25日に販売される「『ドラゴンへの道』アルティメット・エディションBlu-ray」に収録。本物の日本初公開版を再び観られることに江戸木氏は「この日を夢見たファンは多いハズです。本編は東映洋画提供のロゴから主題歌がはじまり、邦題日本語タイトル、製作・監督・脚本・音楽監修・武術指導ブルース・リーのテロップに続き、ブルース・リーが設立したコンコルド・プロダクションのロゴ、ゴールデン・ハーベストの旧ロゴと続き、本編に入ります。これぞ40数年前に見たあの『ドラゴンへの道』です!」と興奮を隠さず語っている。(編集部・入倉功一)

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