エズラ・ミラー、距離感近すぎな『ファンタビ』コリン・ファレルはめちゃくちゃ不気味
映画『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で孤児クリーデンスを演じたエズラ・ミラー(『少年は残酷な弓を射る』)が取材に応じ、コリン・ファレルとの共演について語った。
米国魔法議会の長官にしてすご腕の闇祓いでもあるパーシバル・グレイブス(コリン)と、魔法使いの駆逐を目指すグループの代表を務める残酷な義母を持つ、内向的で愛情に飢えたクリーデンス。グレイブスはクリーデンスにある目的を持って近づくのだが、二人の距離感は異様に近くて濃密だ。
エズラは「彼があまりに素晴らしいから、撮影が始まった瞬間に自分のキャラクターの感情を実感することができた。彼が完璧に役に成り切っているおかげでね。彼がいるだけで、不気味な心境を一瞬にして感じることができたんだ。そう感じないほうが不可能ってくらいで(笑)」とコリンだったからこそ、すぐにその関係性を築き上げることができたと明かす。もちろんリハーサルも何度も行ったが、会ったばかりで台本の読み合わせをした時点で「一緒にシーンを読んでいるだけだったのに、あの恐ろしくて爆発的な空気をすでにまとっていて、最初からめちゃくちゃ不気味だったんだ」と笑う。
「まるで俳優になったばかりの頃、ロサンゼルスでオーディションをしていた頃の恐怖と不気味さを思い出すような体験だったよ。部屋を出た瞬間に『気持ち悪いーー!』って思うような、あの感じを思い出したね。『シャワーを浴びてしまえば大丈夫』と思えるような(笑)。『俺にまとわりつくなーーー!』って感じなのさ(笑)。うん、コリンは最高の俳優だよ。共演できて最高だったよ」。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』キャストの中でも、随一のポッタリアンであることで知られるエズラ。「ハリー・ポッター」シリーズの著者で、本作の脚本家でもあるJ・K・ローリングとの初対面については「もう憧れのスターに会えて大興奮したよ! おそらく僕がこれまでで一番会いたかったスターで、一番興奮したと言えるくらいだから。だから彼女の目を見たとき、『きえーー』って感じだったんだ(笑)。『彼女が僕のことを知ってくれた~』ってさ。『彼女のおかげで僕はここにいる』と思っていたような人だからね」と興奮気味に振り返っていた。(編集部・市川遥)
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は公開中