チャン・グンソク、超ぽっちゃりに!マカオ映画祭開幕をざわつかせる
第1回マカオ国際映画祭が現地時間8日に開幕し、レッドカーペット・イベントに映画祭タレント・アンバサダー(広報大使)の韓流スター、チャン・グンソクが登場した。以前よりもかなりぽっちゃりしたグンソクの変貌ぶりはかねてからファンの間で話題になっていたが、この日はさらに顔が丸みを帯び、一瞬、誰だかわからずメディア席をざわつかせた。
同映画祭は、マカオで開催される初の行政主導の国際映画祭で、マカオという街の歴史と文化を受け継ぎ、東洋と西洋の映画人の交流を目的としている。そこで韓国のみならず広くアジアで人気の高いグンソクと、台湾映画『モンガに散る』(2010)などで知られる台湾人と英国人のハーフであるリディアン・ヴォーンがタレント・アンバサダーを務めている。
グンソクはかつて“アジアの王子”と称された美少年ぶりで人気に。29歳になりその面影は消えつつあり、映画出演も韓国映画『きみはペット』(2011)を最後に遠ざかっている。一方で映画監督としての活動を精力的に行っており、今年7月に韓国で開催された富川国際ファンタスティック映画祭にも短編を出品している。この日も司会者に「歌手、俳優、映画監督としても活動していますが、どれが楽しい?」と尋ねられると、「それぞれに違った魅力があります」と爽やかな笑みを浮かべながら答えていた。
ほか、会場には同じく同映画祭イメージ・タレントの中国女優チャン・ツィイー、香港映画界の重鎮エリック・ツァンら、アジアを代表するスターが集結。開幕直前に映画祭ディレクターのマルコ・ミュラーが辞任するというドタバタ劇があった不安を払拭させた。日本からはジョン・ウー監督×福山雅治主演の香港・中国映画『追捕 MANHUNT(原題)』(2018年公開予定)の出演をきっかけに、アジア進出が期待される女優・桜庭ななみが登場し式典に華を添えた。
同映画祭は、アクションやホラーなどのジャンル映画をフィーチャーしており、日本からはコンペティション部門に矢口史靖監督『サバイバルファミリー』(2017年2月11日公開)が選出されたほか、特別招待作品として生田斗真主演『土竜の唄 香港狂騒曲』(12月23日公開)などが上映される。韓国俳優チョン・ウソンらと共にコンペティション部門の審査員を務める女優・渡辺真起子はこの日、記者会見で「まさか自分が第1回の映画祭で審査員を務める日が来るとは思いませんでしたが、関われてとても光栄です。誠実に審査したいと思います」と改めて気を引き締めていた。(取材・文:中山治美)
第1回マカオ国際映画祭は12月13日まで開催