『メリー・ポピンズ』バート役俳優、半世紀を経て続編に出演!
映画『メリー・ポピンズ』(1964)でメリー・ポピンズの親友バートを演じたディック・ヴァン・ダイク(91)が、約半世紀ぶりに制作される続編『メリー・ポピンズ・リターンズ(原題) / Mary Poppins Returns』(ロブ・マーシャル監督)に出演することが明らかになった。The Hollywood Reporter が報じた。
『メリー・ポピンズ』は、パメラ・L・トラヴァースの小説を基に、魔法の使える家庭教師メリー・ポピンズとバンクス家の人々の交流を描いたミュージカル映画。続編はそれから20年後の大恐慌時代のロンドンが舞台で、大人になったバンクス家の長女ジェーン(エミリー・モーティマー)と長男マイケル(ベン・ウィショー)は家族に起きた悲劇で明るさを失ってしまい、そんな彼らの前に再びメリー・ポピンズが現れることになる。
メリー・ポピンズ役は、ジュリー・アンドリュースから『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラントにバトンタッチ。ディックはオリジナル版ではバート役のほかに、バンクス家の父ジョージ・バンクスが勤めていた銀行の頭取ミスター・ドース・シニア役も務めていた。彼がどのような形で続編に出演することになるのかは不明だ。
ディックは「素晴らしいキャストだよ。メリル・ストリープに、(「ジェシカおばさんの事件簿」などの)アンジェラ・ランズベリーに、ミュージカル『ハミルトン(原題) / Hamilton』の彼(リン=マヌエル・ミランダ)とね」と語っている。リンが演じるのは点灯夫のジャックで、オリジナル版のバート役に近いとされている。全米公開は2018年12月25日。
2012年には46歳年下のメイクアップ・アーティストと再婚し、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(2014)への出演など近年も精力的に活動を続けているディック。91歳になった現在も、週5でジムに通っているという。(編集部・市川遥)