『スター・ウォーズ』リアルな新ドロイドはどう撮影された?驚きのメイキング公開
大ヒットを記録中の映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』から、威圧的な見た目に反しておしゃべりというユニークなキャラクターが特徴の新ドロイドK-2SO撮影の裏側を捉えたメイキング映像が公開された。
『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』でレイア姫に託された帝国軍の究極兵器デス・スターの設計図を奪取するという、決死の作戦に挑んだはぐれ者チーム「ローグ・ワン」の活躍を描く本作。K-2SOは、チームメンバーの情報将校キャシアンが敵の情報を得るために再プログラムした、元帝国軍のドロイドだ。
身長2メートル16センチの巨体を誇り、思いついたことをすぐ口に出すちょっと生意気な性格。スクリーン上では、実際の模型を使用して撮ったようにしか見えない存在感を醸し出しているが、公開された映像では、声を担当するアラン・テュディックがモーション・キャプチャで演じていたことが明らかになる。
身長の高いK-2SOを演じるにあたりテュディックは、ときに人工手脚を扱う会社が特別に作った義足を装着して撮影に臨むことも。実際に、高みから圧倒的な存在感を放つことで、共演者たちから、実際にK-2SOを前にしたような自然な演技を引き出した。
そんなK-2SOのデザインについて、ドロイドのデザインを担当したニール・スカンランは「彼は素早く驚くほどパワフルで、帝国軍ドロイドだから戦闘にも耐えられるように作られているんだ。背が高く、ステルス向けに手足が長い。そうやってデザインを決めてから、等身大模型を作ってビジュアルエフェクトで実現化したよ」と証言。一方、主人公のジンを演じたフェリシティ・ジョーンズは「彼は常にアドリブで違うセリフを言っては私たち全員を笑わせるのよ」とテュディックの演技があってはじめて、K-2SOのユニークなキャラクターが完成したことを明かしている。(編集部・入倉功一)
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は全国公開中