妻夫木聡、満島ひかりの“愚行”をたしなめる紳士ぶり
妻夫木聡と満島ひかりが22日、都内で行われた映画『愚行録』ジャパンプレミアに登壇。満島は、舞台あいさつでの態度が悪いことを妻夫木にたしなめられたことを告白した。
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作品に因み、年明け早々にやってしまった愚行を発表することになった面々。満島は映画に出演するようになった5、6年前の舞台あいさつでは、「カメラマンの顔が怖く見えた」という理由から、仏頂面で斜め上を見ていることが常だったという。そんな自分に対して、当時同じ舞台に立った妻夫木から「『マスコミの人も毎日たくさんの取材をしてここに来ているから、疲れているわけでも怒っているわけでもなく、ちゃんと撮りに来ているんだよ。だから、大人として対応しないとダメだよ』と怒られた」と話し、自身の愚行と共に妻夫木の誠実な人柄を紹介した。
実は、妻夫木と満島は、これまでにもいろいろな作品で共演し、兄妹役も演じている間柄。本作でも満島演じる光子の兄・武志を演じる妻夫木は、「最初から(満島の前では)まとわなくてもいいものが僕の中にある。ガッチリつかまれている何かがお互いの中にある」と満島との関係を語ると、「役づくりを考えずに、その場にいられたことが救いだった」と感謝の念を表した。
その言葉を受けて、「わかります」と同調する満島は、本作で長編映画監督デビューする石川慶監督について、初タッグということもあり「どんな映画を撮る監督かもわからない」と不安があったことを明かしつつ、妻夫木にメールで「不安もあるけど、なんか面白い感じがするから頑張ります。愛してるよ」と送ったことを報告。妻夫木からも「愛してるよ」と返信が来たことをうれしそうに打ち明け、二人を繋ぐ固い絆をのぞかせた。
本作は。決して先を読むことのできない展開と、仕掛けられた3度の衝撃が観る者を襲う、貫井徳郎による同名ミステリー小説の映画化。週刊誌記者の田中武志(妻夫木)が、迷宮入りした一家惨殺事件の謎を追いかけて関係者に取材を行う中、一家や証言者たちに隠された本性と事件の真相があぶり出されていくさまを描く。
この日は、小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満、石川慶監督も来場した。(取材/錦怜那)
映画『愚行録』は2月18日より全国公開