窪塚洋介、あのハリウッド俳優と一触即発!?
映画『沈黙-サイレンス-』でハリウッドデビューを果たした俳優の窪塚洋介(37)が、17日に都内で行われたジャパンプレミアで取材に応じ、同作で共演した『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド(33)と一触即発の状態になったエピソードを語った。
遠藤周作の小説「沈黙」を巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化した本作。江戸時代初期の日本を舞台に、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるために来日した宣教師・ロドリゴ(アンドリュー)の体験を通して、人間にとって本当に大切なものとは何かを問う。
物語の鍵を握る日本人キチジローを演じた窪塚は、キリシタン弾圧下の日本でも自分の信念を貫こうと葛藤するロドリゴを演じたアンドリューについて「撮影中もすごいなと思うところがいっぱいあった」と感心するが、アンドリューが役に入り込むあまり、ぶつかりそうになる瞬間もあったそう。
「彼は役にものすごく入り込むタイプの役者さんなので、(物語が進むにつれて)フラストレーションがたまるようなところもあって、正直僕がちょっとバチッてなることもあったんです。ん! って(イラッと)なるときもあったんですけど、“Fワード”は言わずに……彼は言っていましたけど(笑)」。
しかし、完成した作品を観て、「やっぱり素晴らしい役者さんだと思いました」とあらためてアンドリューの演技に感銘を受けたと語る窪塚。「本当に感動したし、何度もアンドリューのシーンで涙を流したので、あのときはごめんってなりました。この前も会ったときに気持ちを伝えてハグをして。素敵な役者さんだと思います」とたたえた。(編集部・中山雄一朗)
映画『沈黙-サイレンス-』は1月21日より全国公開