リリー・コリンズ、摂食障害に苦しんだ過去を初告白
英ミュージシャン、フィル・コリンズの娘で、映画『白雪姫と鏡の女王』で知られる女優のリリー・コリンズが、10代の頃に摂食障害に苦しんだことを告白した。
米ユタ州パークシティで開催されているサンダンス映画祭で、拒食症の女性を描いた映画『トゥ・ザ・ボーン(原題) / To The Bone』についてリリーはコメント。「この映画はわたしにとって参加することがとても重要な作品だったの。なぜなら、わたしは10代の頃摂食障害だったから。その話をするのはこれが初めて。今こそ話すべき時で、とても大事なことなの。多くの若い女性が経験することで、恥に思うことではないわ。この映画は過去を受け入れ、摂食障害によって自分が定義されるわけではないということ、病気によって経験したこと、支えてくれる人たちに囲まれていること、生き抜くこと、乗り越えることを描いているの」と語っている。
Variety誌のインタビューによると、リリーは同映画の脚本家で監督のマーティ・ノクソンと会って、すぐにこの作品に惹(ひ)かれたそう。「マーティに会った途端、絶対に一緒に仕事をしなきゃって思ったの。この題材は若い男女が口に出すことがタブー視されているから、絶対に語らないといけないと思った。特に、今日ではどんどん一般的なことになっていることだから」とコメントしている。
リリーはマーティとお互いの実体験について話し合ったほか、UCLAの摂食障害を扱う部署の責任者や医師から話を聞いたり、若い女性たちのグループを訪問し、彼女たちの話を聞かせてもらったりし、役の参考にしたと言っている。(BANG Media International)