ファスベンダー&ヴィキャンデル、もはや演技を超える熱愛っぷり
マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが本物の恋人になるきっかけをつくった映画『光をくれた人』から予告編が公開され、演技派として知られる2人のもはや演技を超えるかのような熱愛ぶりが披露された。
ファスベンダー&ヴィキャンデルが夫婦役…映画『光をくれた人』予告編
『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督が、オーストラリア人作家M・L・ステッドマンのベストセラー「海を照らす光」を自ら望んで映画化した本作。『それでも夜は明ける』『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー賞に2度ノミネートされているファスベンダーと『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたヴィキャンデルが夫婦を演じ、私生活でも恋人になったことで話題となった。
予告編は、灯台守のトムが、妻イザベルに手紙をつづるシーンで始まる。幸せそうに愛を育んでいた2人を襲ったのは、イザベルの流産という予期せぬ不幸だった。そんな矢先、流れ着いた一艘のボートには、女の子の赤ん坊が。灯台守としての報告義務を果たそうとするトムに対して、「運命がつれてきてくれたのよ」「私たちが育てなきゃ」とイザベルは懇願する。その赤ん坊を娘として育て始めた彼らの日々は、幸せそのものだった。
しかし、“娘”の実の母親ハナ(レイチェル・ワイズ)と出会ったことで、またしても運命の歯車が動き出す。愛する娘を巡って2人の母親が争うシーンでは、お互い「自分が母親」だと譲らず。奪われる者の悲しみ、奪う者の苦しみ、家族を守る者の覚悟と様々な感情が渦巻いていく息をのむ映像になっている。
映画の撮影中に恋に落ちたファスベンダーとヴィキャンデルのもはや演技を越えたリアルな仲睦まじさはもちろん、オスカー受賞経験のある実力派レイチェルのキャラクターが加わったことで一気に重厚な人間ドラマへと展開し、3人の圧巻の演技が有無を言わせず涙を誘う一作になっている。(編集部・石神恵美子)
映画『光をくれた人』は3月31日TOHOシネマズシャンテほか全国公開