お笑いコンビ「サバンナ」解散の危機は『ドラえもん』だった!?
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』完成披露試写会が19日、都内で行われ、ゲスト声優を務めたプロフィギュアスケーターの織田信成、お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄、八木真澄、そして高橋敦史監督、イベント後の囲み取材にドラミ役の千秋が出席。学生時代の先輩・後輩として仲が良いコンビとしても有名なサバンナが、「ドラえもん」が原因で解散の危機があったことを明かした。
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本作は、劇場版「ドラえもん」シリーズ第37弾。南極を舞台に、氷の下に眠る古代都市の謎に、のび太やドラえもんたちが挑む姿を描いた冒険物語。織田は二足歩行の動物パオパオ、高橋は怪鳥ヤミテム、八木はオクトゴンという古代語を操る古代遺跡の守護者を担当した。
結成から20年以上がたつサバンナだが、八木は「昔付き合っていた彼女が『ドラえもん』を全巻読みたいって言い出したので、高橋に借りたんです」と話し出すと、高橋は「夜中に急に八木さんから貸してくれって……」と当時を思い出した様子。しかし「彼女が、お風呂で『ドラえもん』を読んだらしく、漫画がふやけちゃったんですよね」と八木は苦笑い。高橋は「戻ってき45巻がすごい分厚くなってて……さすがに激怒しましたね。結局全巻買いなおしたんですよ。あれは解散の危機でした」と怒りがこみ上げてきたようだった。
それだけ『ドラえもん』への思いが強い高橋は「いつもお仕事をいただくと嬉しいのですが、今回、声優の話をいただいた時の嬉しさは別格でした。でも舞い上がって台本を読んだら、まさかの敵役。大好きな『ドラえもん』を苦しめるのかと葛藤の日々でした」と胸の内を明かしていた。
同じく『ドラえもん』が大好きだったという織田は「スケートの試合で辛くても泣けないときは、『ドラえもん』の映画を観て泣いていました」と語ると、千秋から「あの泣きキャラの原因は『ドラえもん』?」とツッコまれ「そうかもしれませんね」と苦笑いを浮かべていた。(磯部正和)
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は3月4日より全国公開