ウェス・アンダーソン監督、新作の舞台は日本!理由は「狂おしいほど日本が大好きだから」
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』などのウェス・アンダーソン監督の新作『アイル・オブ・ドッグズ(原題) / Isle of Dogs』をFOXサーチライトが日本を含む全世界で配給することが発表された。アンダーソン監督が日本語では「犬ヶ島」と表現している本作は、全編にわたり日本が舞台。失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を描くストップモーション・アニメーションとなっている。
【画像】ウェスのストップモーション・アニメ第1弾は『ファンタスティックMr.FOX』
アンダーソン監督は日本を舞台にした理由について「物語はどこが舞台でも起こり得るものですが、わたしたちは今回、とてもシンプルな理由で最新作の舞台として日本を選びました。それは、わたしが狂おしいほど、日本の映画、アート、食べ物、そして文化が大好きだからです!」と説明。
「わたしたちは黒澤明監督、宮崎駿監督作品に対して深い敬意を持っているのと同様に、北斎や広重の絵画、そして今作に協力いただいている、現在活躍中の数多くの日本人俳優、アーティスト、ミュージシャンに敬意を感じています。願わくば、この作品を通して、外国人であるわたしから日本のストーリーテリングに対する熱烈な関心、尊敬の念、そして賞賛を伝えられれば幸いです」と熱いメッセージを送った。
声優陣にはアンダーソン監督作品の常連組に加えて、多才な才能が集結。ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、野村訓市、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、リーヴ・シュレイバー、ヨーコ・オノ、グレタ・ガーウィグ、コーユー・ランキンらが名を連ねている。制作はイギリスで始まっており、2018年の公開を予定している。(編集部・市川遥)