主演女優賞は『ラ・ラ・ランド』エマ・ストーン!2度目のオスカーノミネートで初受賞
第89回アカデミー賞
現地時間26日、第89回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン(28)が主演女優賞を受賞した。エマは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)で助演女優賞にノミネートされたことされたことはあったが、今回が初のオスカー獲得となる。
『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)は、女優志望のミア(エマ)としがないジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が出会って恋に落ち、互いを鼓舞して夢を追い続ける姿をかつてのミュージカル映画への愛を詰め込んで描いた本作。エマは歌もダンスも猛特訓して吹き替えナシで撮影に臨み、歌曲賞にもノミネートされた「Audition (The Fools Who Dream)」のシーンではミアの切ない心情を歌で見事に表現している。
エマは昨年9月に第73回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞して以降、賞レースを独走してきており、予想通りの受賞となった。
自身の名前が呼ばれると、弟やライアンとハグをして喜びを分かち合ったエマ。同部門にノミネートされた女優陣に向かって「並ぶことができただけで本当に光栄です」と喜びをかみしめながらも尊敬の念を語ると、チャゼル監督に「この映画に出演することができて本当に光栄です。信じてくれて、忍耐強くいてくれてありがとうございます」と感謝。さらに、相手役を務めたライアンを「このクレイジーな冒険のなかですばらしいパートナーです」と絶賛した。(編集部・市川遥)
映画『ラ・ラ・ランド』は公開中