新海誠監督『君の名は。』の真実…震災特番で初めて告白
東日本大震災の発生から7年目に入る11日、TBSでは特別番組「3.11 7年目の真実」(午後2:00~午後3:54)を放送、アニメーション監督の新海誠が、大ヒット映画『君の名は。』の真実を初めて明かす。
2011年に発表した『星を追う子ども』の製作中に震災が発生。新海監督は公開当時、「アニメを作る理由を考えざるを得なかった」と苦悩しながらも、アニメの持つ力を信じて製作を続行したことを明かしていた。
震災から4か月後に被災地を自分の足で歩き、「1枚の絵」を描いていたという新海監督。番組では、それから6年が過ぎ、今月初めにもう一度同じ場所を訪ねた新海監督が、「今まではどこにも話せなかったこと」を膳場貴子キャスターに語る。
また、原発事故の影響が今も続く「福島第一原発沖の海」を、50年以上にわたって日本中の海に潜る82歳のダイバーが潜水調査。その様子に密着するほか、津波で児童74人、教職員10人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の教員だった父親を亡くし「子供たちを守れなかった教員の遺族」として負い目を感じて生きてきた大学生や、小学校6年生で母親を亡くしながら「震災に絶対負けたくない」と甲子園を目指しセンバツのマウンドに立った少年の今を追う。
地震が発生した午後2時46分には、東京で行われる追悼式、さらに被災地の岩手、宮城、福島から人々の祈る姿を中継。東日本大震災の教訓は生かされているのか? 東日本大震災を経験した子供たちは、それをどう乗り越え、どこへ歩み出そうとしているのか? など、さまざまな観点から被災地、日本の今を検証する。(編集部・入倉功一)