麻薬王エル・チャポがソニーでも映画化か?
メキシコの麻薬王エル・チャポこと、ホアキン・グスマンを題材にした映画を、ソニー・ピクチャーズが企画しているとDeadlineほか複数メディアが報じた。
これからハーパーコリンズで出版される作家コール・メレルとダグラス・センチュリーが執筆した著書「ハンティング・エル・チャポ:ザ・スリリング・インサイド・ストーリー・オブ・ザ・アメリカン・ローマン・フー・キャプチャーズ・ザ・ワールズ・モースト・ウォンテッド・ドラッグ・ロード(原題) / Hunting El Chapo: The Thrilling Inside Story of The American Lawman who Captures the World’s Most Wanted Drug Lord」の映画化権を得るために、ソニー・ピクチャーズが動いているようだ。もし交渉が決まれば、制作会社 3 アーツ・エンターテインメントのもとで製作される。
ホアキン・グスマンは、メキシコのシナロア州バディラグアト出身で、ギャンブルや女性で身を持ち崩した父親に代わり家族を支え、やがて叔父が密売業者を務める麻薬組織に入り、史上最大の麻薬王にのし上がっていく。彼はこれまで何度か刑務所の脱獄を繰り返しており、その度に大掛かりな追跡捜査が行われることでも有名だ。
現在、ソニーの他に20世紀フォックスがリドリー・スコット監督で、作家ドン・ウィンスローが執筆したホアキン・グスマンを題材にした小説「ザ・カルテル(原題) / The Cartel」を映画化することになっている。一方ソニーは、マイケル・ベイを監督候補に挙げているようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)