ディズニー『モアナと伝説の海』が1位!『ズートピア』超えのハイペース
映画週末興行成績
土日2日間(3月11~12日)の全国映画動員ランキングを13日に興行通信社が発表し、初登場1位を獲得したディズニーアニメ最新作『モアナと伝説の海』が、動員46万6,480人、興行収入5億8,948万5,600円を記録する大ヒットスタートを切った。
2014年の同時期に公開されたディズニーアニメ『アナと雪の女王』初日2日間の動員対比で77%、昨年の同時期に公開された『ズートピア』(最終興収76億3,000万円)対比では、動員比142%、興収比132%という大幅増となる数字。この結果を受けて配給元も「早くも80億円突破が見えた」としている。
先週初登場1位を飾った『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は2位にランクダウンとなったが、先週末の成績は動員43万3,000人、興収5億700万円と1位の『モアナ』と大差のない成績。累計動員は113万9,397人、累計興収13億3,536万7,550円と早くも興収10億円を突破した。
『ラ・ラ・ランド』の勢いも健在で、全国で満席の劇場が続出。先週末の動員は20万1,693人、興収3億44万7,100円で、前週興収比76%を記録する高稼働となっている。累計成績は動員173万5,160人、興収23億7,155万7,700円となり、興収20億円を突破した。
福井県の高校のチアリーダー部が起こした奇跡のような実話を広瀬すず主演で映画化した『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』が4位に初登場。動員15万9,539人、興収1億9,412万5,900円を記録した。初日アンケートによると、客層の男女比は43対57。13~15歳が16.1%、親世代の40代が15.3%、50代が13.5%、12歳以下で10.8%と、出演者と同年代である10代とその親世代である40代、50代を中心に幅広い層を集客した。
公開29週目を迎えた『君の名は。』は10位で、ベストテン圏内をキープ。現在の累計動員は1,898万8,172人、累計興収は246億5,150万7,900円で、『アナと雪の女王』の最終興収254億8,000万円まであと約8億円というところまで近づいている。
今週末は『3月のライオン 前編』『SING/シング』『映画プリキュアドリームスターズ!』『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』『わたしは、ダニエル・ブレイク』『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』『…and LOVE』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2017年3月11~12日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『モアナと伝説の海』:1週目
2(1)『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』:2週目
3(2)『ラ・ラ・ランド』:3週目
4(初)『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』:1週目
5(3)『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』:4週目
6(4)『アサシン クリード』:2週目
7(初)『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』:1週目
8(5)『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』:5週目
9(6)『一週間フレンズ。』:4週目
10(9)『君の名は。』:29週目