『シング』アニメ激戦区を制して1位!実写版『3月のライオン』も初登場
映画週末興行成績
春休み本番を告げる3連休と重なった土日2日間(3月18~19日)の全国映画動員ランキングが21日に興行通信社から発表され、『ミニオンズ』『ペット』のイルミネーション・エンターテインメント最新作『SING/シング』が初登場ナンバーワンを記録した。
【動画】きゃりーぱみゅぱみゅの曲も!『SING/シング』本編映像
新作5作品中の4本および、ベストテン内に7本のアニメ作品がランクイン。そんな激戦区を制したのが、イルミネーション作品としては初の春休み興行となった『SING/シング』。588スクリーンの公開で、動員42万1,921人、興行収入5億4,635万円を記録した。
これは『ペット』(最終興収42億4,000万円)との初週興収比116.8%、『ミニオンズ』(最終興収52億円)の初週比100.1%と、イルミネーション作品としては史上最高のスタート。吹き替え版のシェアが高く、大人から子供まで幅広い世代が来場しているという。祝日20日までの4日間成績は、動員79万2,833人、興収9億9,390万1,200円と早くも興収10億円が間近だ。
『映画プリキュアドリームスターズ!』は動員13万5,000人、興収1億5,800万円で5位に初登場。昨年同時期に公開された『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』(最終興収6億4,000万円)の動員比117%という好スタートを切った。藤巻忠俊の人気コミックを映像化した『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』は動員12万4,000人、興収1億9,000万円をあげて6位にランクインしている。
羽海野チカの大ヒットコミックを神木隆之介主演で実写映画化した2部作の前編『3月のライオン 前編』は初登場7位。18日から20日までの3日間成績は動員16万3,406人、興収2億1,415万1,300円。初日のアンケートによると、男女比は40.7対59.3。年齢別では20代が27.3%、40代が19.2%、50代が18.4%、30代が17.4%、19歳以下が13.9%と幅広い層に訴求している。一方、「攻殻機動隊」シリーズの神山健治監督によるオリジナル長編アニメ『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は9位に初登場。18日からの3日間で動員12万6,274人、興収1億6,253万7,500円となった。
また、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は動員183万6,772人、興収21億3,057万200円と興収20億円を突破。『ラ・ラ・ランド』も落ちの少ない興行を展開しており20日までの累計成績は動員225万6,326人、興収30億8,443万1,600円と、興収30億円を突破した。公開5週目の『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の累計動員は動員143万9,149人、興収20億2,686万1,020円で興収20億円を突破している。
今週末は『キングコング:髑髏島の巨神』『パッセンジャー』『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』『PとJK』『ひるなかの流星』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2017年3月18~19日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『SING/シング』:1週目
2(1)『モアナと伝説の海』:2週目
3(2)『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』:3週目
4(3)『ラ・ラ・ランド』:4週目
5(初)『映画プリキュアドリームスターズ!』:1週目
6(初)『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』:1週目
7(初)『3月のライオン 前編』:1週目
8(4)『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』:2週目
9(初)『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』:1週目
10(5)『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』:5週目