“ライアン・ゴズリングがシリアルを食べてくれない動画”を本人が語る
映画『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングがかつてインターネット上で大ブームとなった“ライアン・ゴズリングがシリアルを食べてくれない動画”について現地時間22日にラスベガスで行われたアドビサミットで語った。
“ライアン・ゴズリングがシリアルを食べてくれない動画”は、ライアン・マクヘンリーさんが2013年から6秒動画アプリ「Vine」で作成した動画シリーズ。エモーショナルなシーンを演じているライアンがアップで映るテレビに向かって、シリアルがのったスプーンをゆっくり近づけていくだけのシュールな動画なのだが、本当にライアンがシリアルを食べるのを拒否しているように見えてかなりおかしい。
この動画シリーズについて「ライアン・マクヘンリーって子が、ハイになってシリアルを食べながら『ドライヴ』(ニコラス・ウィンディング・レフン監督&ライアン主演)を観ていたときに、僕がシリアルを食べたがらないような動画にしたらすごく面白いと思ったんだよ」とライアン。動画が爆発的な人気を博した当時を「僕がロサンゼルスの家を出て道を歩くと、人々が『なんでシリアルを食べたがらないんだ!』と叫ばないときはなかった。シーンを撮影しているときに、スプーンが近づいてくるのが見えることもあった」と打ち明けた。
そしてライアンは、2015年にマクヘンリーさんがガンのため27歳の若さで亡くなった際、自らシリアルを(ついに!)食べる動画をVineにアップして彼を追悼していた。「奇妙な感じだった。なぜなら僕は彼に会ったこともないけど、彼は僕の人生の一部で、僕も少なからず彼のために存在した。思いついた唯一のことは、シリアルを食べること。それでVineを撮影した……一つのことが完結したような気がしたよ」と振り返っていた。(編集部・市川遥)