「ホーキング博士の新しい声オーディション」にリーアム・ニーソンら参加!豪華スターによるオモシロ動画
面白いことをやって慈善団体への寄付を募る「レッド・ノーズ・デー」のプログラムの一環として制作された「Stephen Hawking's New Voice(スティーヴン・ホーキング博士の新しい声)」がインターネット上で公開された。30年以上にわたって同じ電子音声を使ってきたホーキング博士が自ら出演を果たし、タイトル通り新しい声を探すため大スターたちをオーディションするという設定のコミカルな5分強の動画となっている。
「Stephen Hawking's New Voice(スティーヴン・ホーキング博士の新しい声)」動画
この一世一代のチャンスにオーディションへの参加を決めたのは、『96時間』のリーアム・ニーソン、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のジョン・ボイエガ、『ピッチ・パーフェクト』のアナ・ケンドリックとレベル・ウィルソン、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のスティーヴン・フライ、「アメリカン・アイドル」の審査員などで知られるサイモン・コーウェル、「キャッツ」「オペラ座の怪人」などの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバー、話題のブロードウェイミュージカル「ハミルトン(原題) / Hamilton」を手掛けたリン=マヌエル・ミランダらそうそうたるメンバー。
リーアム・ニーソンが「スティーヴン、俺だ。俺の声を聞いてくれ。深く、セクシーだ」と低くいい声で語り掛け、ジョン・ボイエガが「あなたは宇宙について語る。僕は(『スター・ウォーズ』で)そこにいた」と宇宙つながりをアピールし、アンドリュー・ロイド・ウェバーが「キャッツ」の「メモリー」を替え歌で歌うなどとにかく豪華だ。ホーキング博士を演じてオスカーに輝いたエディ・レッドメインはオーディションをしなくてはいけないこと自体に不満なようで「何これ、続編みたいな? もしもう1回やらなくちゃいけないなら、大金を払ってもらわないといけないよ」とぼそり。レアな“悪エディ”も見ることができる。
そして栄えあるホーキング博士の新しい声に選ばれたのは、『ダークナイト』シリーズのマイケル・ケイン! お披露目会での「ハロー、わたしの名前はスティーヴン・ホーキング」という声がマイケル・ケインの声以外の何ものでもないので、思わず吹き出してしまうことは必至だ。マイケルは続けて『ミニミニ大作戦』(1969)の名ゼリフをもじったセリフも披露している。
「レッド・ノーズ・デー」のプログラムはイギリスでは3月24日に BBC One で放送された。プログラムには映画『ラブ・アクチュアリー』(2003)の14年ぶりとなる続編短編「レッド・ノーズ・デー・アクチュアリー(原題) / Red Nose Day Actually」も含まれていた。(編集部・市川遥)