ニコラス・ウィンディング・レフン監督の演出手法&素顔を妻が撮影!7月日本公開
『オンリー・ゴッド』制作中のニコラス・ウィンディング・レフン監督を妻で女優のリヴ・コーフィックセンが撮影し、その演出手法や素顔をひもといたドキュメンタリー映画『マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン』が7月8日より日本公開される。
映画『マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン』フォトギャラリー
『オンリー・ゴッド』は、レフン監督が『ドライヴ』に続いてライアン・ゴズリングとタッグを組み、タイ・バンコクを舞台に兄を殺され復讐を果たそうとする主人公の姿を描いたサスペンス。『ドライヴ』が第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞するなど好評を博した一方、本作はその過激な暴力描写で評価は真っ二つに割れ、同じカンヌでスタンディンオベーションとブーイングを同時に巻き起こした問題作だ。
その制作の裏側を追った『マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン』が映し出すのは、監督として周囲には自信があるように見せかけながらも、慣れない異国でのトラブル続きの撮影、仕事を捨てて撮影に付いて来た妻とのいさかい、前作の世界的成功と周囲の期待によるプレッシャーにレフン監督が苦悩するさま。さらには自らの映画への迷いまで、常に世界を挑発してきた孤高の天才の真実の姿が収められている。
また、レフン監督の貴重な素顔だけでなく、主演のライアン・ゴズリングや『オンリー・ゴッド』でオマージュをささげたアレハンドロ・ホドロフスキー監督といった著名な映画人との交流シーンも、映画ファンにはたまらない。(編集部・市川遥)
映画『マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン』は7月8日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて2週間限定モーニング&レイトショー