『ワイスピ』第8弾がV2!実話『インディ・ジョーンズ』もランクイン
全米ボックスオフィス考
先週末(4月21日~4月23日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気カーアクションシリーズ第8弾『ワイルド・スピード ICE BREAK』が興行収入3,840万8,415ドル(約42億2,492万5,650円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
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インターナショナルオープニング興収の新記録を樹立したことも記憶に新しい『ワイルド・スピード ICE BREAK』は依然として海外(全米以外)でも絶好調。公開2週目にして、2017年公開作の世界興収ランキングで『美女と野獣』(興収11億76万2,152ドル・約1,210億8,383万6,720円)に次ぐ第2位(興収9億833万6,243ドル・約999億1,698万6,730円)を記録している。
トップ5にはほとんど変化がなかった今回のランキング。初登場組では、パンダなどに迫ったディズニーのネイチャードキュメンタリー『ボーン・イン・チャイナ(原題) / Born in China』が興収479万367ドル(約5億2,694万370円)で6位とまずまずの成績だった一方で、キャサリン・ハイグル&ロザリオ・ドーソン共演のエロティックスリラー『アンフォゲッタブル(原題) / Unforgettable』が7位、オスカー・アイザック&クリスチャン・ベイル共演の歴史ドラマ『ザ・プロミス(原題) / The Promise』が9位と苦戦した。
『ザ・プロミス(原題)』は、『ホテル・ルワンダ』のテリー・ジョージ監督が第一次世界大戦時のオスマン帝国によるアルメニア人虐殺を描いた作品で、アルメニア人虐殺などなかったと主張する人々からは敵意が向けられていることが話題に。オンラインデータベースIMDbでも、公開前から大多数が「10点(最高)」か「1点(最低)」のどちらかという極端な投票するなど荒れていた。
4館から614館まで拡大公開となった『ザ・ロスト・シティ・オブ・Z(原題) / The Lost City of Z』は堅調に興収を伸ばして28位から10位にランクアップ。『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公のモデルとなったとされる英国の冒険家パーシー・フォーセットの冒険を描く。フォーセット役は『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムが務め、新スパイダーマンとして知られるトム・ホランドらも出演している。
今週末は、トム・ハンクス&エマ・ワトソン共演のスリラー『ザ・サークル(原題) / The Circle』などが公開される。(編集部・市川遥)
4月21日~4月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ワイルド・スピード ICE BREAK』
2(2)『ボス・ベイビー(原題) / Boss Baby』
3(3)『美女と野獣』
4(5)『ジーサンズ はじめての強盗』
5(4)『スマーフス:ザ・ロスト・ビレッジ(原題) / Smurfs:The Lost Village』
6(初)『ボーン・イン・チャイナ(原題) / Born in China』
7(初)『アンフォゲッタブル(原題) / Unforgettable』
8(6)『ギフテッド(原題) / Gifted』
9(初)『ザ・プロミス(原題) / The Promise』
10(28)『ザ・ロスト・シティ・オブ・Z(原題) / The Lost City of Z』