橋爪功、妻夫木聡に嫉妬!?愛情たっぷりエピソードも披露
俳優の橋爪功が15日、都内で行われた映画『家族はつらいよ2』公開直前イベントに妻夫木聡と登壇。女性ばかり約250人が集まった会場に妻夫木のファンを見つけた橋爪は、「『妻夫木』と書いたボードを持った方が時々いらっしゃるんだけど、ほんと毎回ムカッとくるよね」と吐露。思わず漏れた本音に場内は笑いに包まれた。
本作は、結婚50年を迎える夫婦の熟年離婚騒動を描いた『家族はつらいよ』の続編。騒動から数年、今回は高齢者の危険運転を心配した家族が平田周造(橋爪)の免許返上問題を話し合う家族会議を開くも、事態が思わぬ方向へ進んでいくさまをユーモラスに描く。
この日は、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、蒼井優、山田洋次監督も来場し、観客の家族に関する悩みを聞いた。その中で「旦那には『お母さん』、息子には『ばばぁ』と呼ばれるようになった」「女性として見られていない」と寂しがる女性に橋爪は、「(呼び方は)自然の流れだからしょうがないと思うし、(女性として)下手に褒めるのも難しい」と自身の経験を交えて返答。そして「出かける時にハグしますよ」と自身の妻への愛情たっぷりのエピソードも紹介すると、客席からは仲睦まじい様子をうらやむ拍手が起きた。
また、「ホームパーティーをしても男性陣が片づけをしない」という不満が出ると、山田監督は「女性の家事労働が全く評価されないことは、女性問題を語る上で大きな問題。この映画の続編を作るとしたら、その辺が大きな問題(テーマ)になると思います」とパート3への期待が高まるコメントを寄せた。
和やかなムードの中で進められた本イベント。最後に「できそこないの家族をまた観て下さり、日本全国に観てもらいたいという私たちの思いを受け止めていただいた」と感謝しつつ、「(観客が)入らなかったら、あなたたちのせい」と来場客に本作を丸投げして笑いを誘った橋爪。「日本全国津々浦々に笑いを巻き起こす展開になったと心から思っております」と自信ものぞかせ、「みんなお辞儀するんだよ。気を付け、礼!」とキャスト一同を促し、心を込めて深々と頭を下げた。(取材/錦怜那)
映画『家族はつらいよ2』は5月27日より全国公開